あの「ゾゾイ」を、トランペットが引き受ける。
「Zozoï」は歌手の声だけで覚えておくには惜しい。Georges Jouvinの楽団は、この小さな題名をトランペットの世界へ持ち込んだ。France GallやRomina Powerへ伸びるカバーの枝を、今度は金管の先からたどってみる。
- 発売年
- 1970年
- 国・活動圏
- フランス
- 参照盤の発売国
- フランス
- ジャンルの手がかり
- トランペット / フレンチ・ラテン・ポップ
- 参照したレコード
- Pour Danser… — Georges Jouvin, sa trompette d’or et son orchestre / La Voix de son Maître / 2C 062-11.033
- 制作・録音年
- 未確認
1970年は参照盤の発売年。タイトルの盤表記はZozoï。MIXの表記Zoizoiとは同曲として扱う。
踊るためのアルバムに入った歌
参照盤は1970年のフランス盤「Pour Danser…」。長い名義の「sa trompette d’or」は、黄金のトランペットを意味する。HMVの盤紹介は品番2C06211033とB5の「Zozoï」を対応づけ、France Gall曲のカバーと明記している。レコードの表側に楽器の名が出ることで、歌手を中心に探す場合とは違う棚から同じ歌へ到達できる。 [1] [2]
レアな枝を残す、演奏家の一枚
レコード販売者Victor Kiswellも、このアルバムにGall以外による同曲のフランス版が含まれることを紹介している。ここで注目したいのは、珍しさの競争よりも一曲の使われ方。歌として親しまれた旋律が、ダンス用の楽団レパートリーにもなる。盤の名義が変わっても、題名と旋律を手がかりに横へ進めるのがカバーを掘る楽しみだ。 [3]
声を覚えた耳で、楽器を聴く
Romina Power版を先に聴いてから、こちらへ戻るのもいい。ことばの音節があった場所を、金管の音がどう区切るか。伸ばす音と短く置く音を比べれば、歌詞を知らなくても、旋律が別の話し方を身につける瞬間に気づける。題名のZoizoi/Zozoïという綴りの違いより、その受け渡しを耳で確かめたい。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Discogs — Pour Danser… ↗
検索インデックスで1970年盤と名義を照合。
- HMV — 2021年10月9日レコード紹介 ↗
品番2C06211033、B5 ZozoïとFrance Gallカバーの対応。
- Victor Kiswell — Pour Danser ↗
フランスEMI盤、Zozoïの別演奏。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。