「ノー」のひと言で、歌はこんなに軽くなる。
Minaがスペイン語で歌う「Que no, que no」。イタリアのシングルは1963年だが、さらにたどると1962年のスペイン盤EPに行き着く。大歌手の国籍と、歌の言語と、最初のレコードの発売国。それぞれを離してみると、聴く入口が増えていく。
- 発売年
- 1962年
- 国・活動圏
- イタリア
- 参照盤の発売国
- スペイン
- ジャンルの手がかり
- スペイン語ポップ / サンバ
- 参照したレコード
- Y de ahí — Discophon / 27.144 / EP
- 制作・録音年
- 未確認
早い発売年1962年を採用。公式イタリア・シングル盤は1963年。録音日は未確認。
一年前のスペイン盤へ
DiscophonのEP「Y de ahí」は、B面に「Que no, que no」と「El globito」を収める。イタリア盤「Que no que no / Dindi」の1963年より早い1962年の発売として資料に記録されている。ここでは早い方の1962年を採用。後年のスペイン語編集盤の日付は、録音が初めて世に出た年と混同しない。 [1] [2]
ブラジルの隣に、イタリアの作者
Mina公式ディスコグラフィーの作者欄は、作詞Tullio Romano、作曲Pietro “Pierino” Codevilla。裏面の「Dindi」にはJobimとAloysio de Oliveiraが並ぶ。サンバの気分で一緒に聴けても、二曲の作者は違う。「ブラジルっぽい」という耳の印象と、曲が書かれた経緯を分けておくと、Minaの幅が一層おもしろい。 [3]
短い返事を、繰り返して聴く
題名の短い否定の言葉が、フレーズのどこに置かれるかを追ってみよう。意味を逐語訳しなくても、同じ言葉の繰り返しが声の表情を変える仕組みは楽しめる。「Portami con te」と続ければ、異なる言語の歌を自分のレパートリーへ迎えるMinaの別の顔へ。同じ歌手をたどることが、同じ風景の反復にはならない。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Discogs — Y de ahí ↗
スペインEPの曲順と収録。
- Universitat Jaume I — Y de ahí ↗
大学音源目録。1962年、Barcelona、DiscophonとQue no que noの収録。検索索引で確認。
- Mina公式 — Que no que no / Dindi ↗
1963年Italdisc盤と両曲の作者、演奏時間。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。