コーヒーを挽く歌が、イタリアのシングルになる。
Minaの「Moliendo Cafè」は、1962年の同名アルバムより先に、1961年のItaldiscシングルで確認できる。南米の曲がイタリアの歌手のレパートリーへ入った足跡を、レコード一枚の両面からたどりたい。
- 発売年
- 1961年
- 国・活動圏
- イタリア
- 参照盤の発売国
- イタリア
- ジャンルの手がかり
- イタリアン・ポップ / ラテン
- 参照したレコード
- Moliendo Cafè / Chi Sarà — Italdisc / MH 96
- 制作・録音年
- 未確認
作者欄に残る原曲の道筋
Minaの公式ディスコグラフィーは、本曲の副題を「Macinando Caffè」とし、J. ManzoとHugo Blancoの名を載せている。言葉が変わった題名を別の曲だと思い込まず、この併記を手がかりにしたい。レコードでは歌い手の名前が前面に出るが、作者欄を読むと、すでにあった旋律を別の土地へ運ぶというカバーの働きが見えてくる。 [1]
裏面にも、国境を越える歌
シングルの裏面は「Chi Sarà(Quien Sera)」。公式資料は両面の曲名と作者を併記し、本曲の演奏時間を2分53秒とする。二曲を一緒に見ると、この一枚はMinaがラテンのレパートリーへ向き合う入口にもなる。販売資料で確認できる品番はItaldisc MH96。後年の編集盤で一曲だけを聴く場合も、元の組み合わせへ戻ることで選曲の輪郭が広がる。 [1] [2]
反復の中で、歌の表情を探す
まずは旋律が繰り返される箇所で、声の入り方と語尾を追ってみよう。同じメロディーが戻るたびに、自分の注意がどこへ向かうかを試すのも楽しい。次にはMax Gregerの同曲へ進み、歌のある演奏と器楽の演奏で何が前へ出るかを比べたい。正解の一枚を決めるより、一つの曲が違う編成を通るたびに見せる姿を集める聴き方が似合う。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Mina — Official Discography: Moliendo Cafe / Chi Sara ↗
公式の1961年シングル、作者、副題、B面。
- Lo Specchio del Rock — Italdisc MH96 ↗
イタリア1961年原盤品番を照合。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。