歌うだけでなく、自分の名前を書く。
アルバムの題名にもなった「Crioula」には、歌手Sônia Santos自身が作者として名を連ねる。名曲を巧みに歌う人、という紹介だけでは足りない。歌う人の視点が、曲をつくる側からも立ち上がる一曲だ。
- 発売年
- 1977年
- 国・活動圏
- ブラジル
- 参照盤の発売国
- ブラジル
- ジャンルの手がかり
- サンバ / MPB
- 参照したレコード
- Crioula — Som Livre / 403.6112
- 制作・録音年
- 未確認
1977年は原盤目録の発売年。一部配信の1975年表示とは異なる。共同作者名はIMMuBのÂngela Soares表記を採用。
B面の最初に置かれた表題曲
IMMuBが記録する「Crioula」は1977年のSom Livre盤、品番403.6112。表題曲の作者はSônia SantosとÂngela Soares。盤の収録順では7曲目、LPのB面冒頭に当たる。A面の終わりから盤を裏返し、もう一度針を置く。その区切りを任された曲として聴くと、アルバム・タイトルと一曲の題名が重なる意味も少し違って見える。 [1] [2]
テレビの歌から、自分のアルバムへ
Santosはテレビドラマ「O Rebu」の「Porque」を歌った経歴も持つ歌手。ブラジル音楽辞典は1974年のその仕事を記し、続くアルバム活動をたどる。後年にはAna GazzolaとのBrasil Brazilでも活動した。国をまたぐ長い経歴を知ると、1970年代の二枚のLPだけで彼女の仕事を閉じ込めてしまうのは惜しい。 [3]
題名を、自分の声で引き受ける
言葉の訳を一つに固定する前に、表題が歌の中でどう繰り返され、どんな調子で差し出されるかを確かめたい。歌手と作者が同じ人であることを意識すると、声を単なるメロディーの容器として聴かずに済む。前曲の「Shirley Sexy」から続ければ、テレビの登場人物を背負った歌と、自分の名を作者欄に持つ歌が、同じMIXの中で向き合う。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- IMMuB — Crioula ↗
1977年、Som Livre403.6112、全曲、作者。
- IMMuB — Sônia Santos / 作曲家索引 ↗
Sônia SantosとÂngela Soaresの共作。
- Dicionário Cravo Albin — Sonia Santos ↗
テレビ原盤、アルバム、国外での活動歴。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。