客席の前で、声はどこまで自由になれるか。
Jula De Palmaの「Oh, Alfredo」は、ライヴ盤とスタジオ盤の両方をたどれるレパートリー。入口に選んだのは1970年、ローマのシスティーナ劇場の舞台を収めた「Jula al Sistina」だ。
- 発売年
- 1970年
- 国・活動圏
- イタリア
- 参照盤の発売国
- イタリア
- ジャンルの手がかり
- ヴォーカル・ジャズ / スキャット / ライヴ
- 参照したレコード
- Jula al Sistina (dal vivo) — RCA Italiana / PSL 10456
- 制作・録音年
- 未確認
1970年は参照ライヴ盤の発売年。MIXが使用した録音の版は未確定で、後年のスタジオ版とは分けている。
劇場を包むオーケストラ
1970年のRCA Italiana盤にはGianni Ferrio指揮の大オーケストラがクレジットされ、「Oh Alfredo」はB面の冒頭に置かれる。曲目には「I Won’t Dance」「Desafinado」「Mister Paganini」なども並ぶ。イタリア語の歌とアメリカのスタンダード、ブラジルの名曲を、同じ舞台が受け止めている。 [1]
舞台のあとに、ロンドンのスタジオがあった
本人の公式サイトによれば、1972年にはロンドンのスタジオで「Jula al Sistina」の一部の曲が新たに録音された。その未発表音源は四十年以上を経て「Unforgettable Jula」へまとまる。「Oh, Alfredo」はその曲目にもある。1970年のライヴ、1972年の録音、2015年の発売は、それぞれ違う出来事だ。 [2] [3]
歌詞を読む耳と、音節を追う耳
スキャットを楽しむなら、言葉を聞き取ろうとする耳を少し休ませて、声がどこで楽器に近づくかを探したい。The Jumping Jacquesの声の集まりとは、また違う一人の歌手と楽団の関係が見えてくる。舞台とスタジオを聴き比べる場合も、同じ曲だからこそ、その場で生まれる間の違いを楽しめる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Jula al Sistina — 1970年盤 ↗
発売年、RCA Italiana、PSL 10456、指揮者、曲順。
- Jula De Palma公式 — Unforgettable Jula ↗
1970年ライヴと1972年のロンドン録音の関係。
- Unforgettable Julaの曲目・発売情報 ↗
2015年発売、Oh, Alfredoの収録と作者表記。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。