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私を泣かせてください(歌劇「リナルド」より)

Lascia ch'io pianga (from Rinaldo)

ヘンデルが1711年の歌劇「リナルド」で、囚われのアルミレーナの嘆きとして歌わせたアリアです。過去の自作を転用した旋律が、悲しみと自由への願いを静かに歌います。旋律をたどると、ヘンデルが自作をどう生かしたのかも見えてきます。

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作曲者
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(バロック)
カテゴリ
オペラ
作曲年
1711(ロンドン)
作品番号
HWV 7(歌劇「リナルド」。1711年初演版はHWV 7a)
調性・拍子
ヘ長調、2分の3拍子、ラルゴ(現代版では4分の3拍子に書き換えられることも多い)
形式
歌劇の中のソプラノ・アリア(第2幕)
難易度
未確認です。
献呈
未確認です。
ムード
切ない・荘厳

作曲の経緯

この旋律は、実はヘンデルが何度も使い回したものです。最初は1705年の歌劇「アルミーラ」第3幕にサラバンドとして登場し、1707年のオラトリオ「時と悟りの勝利」では、枢機卿ベネデット・パンフィーリの詞による「棘を捨て、バラを摘め」というアリアに転用されました。その4年後の1711年、ロンドンで上演された歌劇「リナルド」第2幕で、現在知られる「私を泣かせてください」の形になります。歌うのはヒロインのアルミレーナで、彼女を捕らえたサラセンの王アルガンテに向けて、自由を奪われた悲しみを訴える場面です。リブレットはジャコモ・ロッシが、アーロン・ヒルの構想をもとに書きました。「リナルド」は大成功を収め、このアリアもこの作品の曲として広く知られるようになりました。

出版・初演

1711年、ロンドンで歌劇「リナルド」の一曲として初演されました。ジョン・ウォルシュによる初版では管弦楽の指定がなく、歌の旋律と通奏低音のみが記されています(Wikipedia)。

題名・通称の由来

歌い出しのイタリア語「Lascia ch'io pianga」に由来し、意味は「私に泣かせてください」です。元の旋律が使われた1707年のアリアは「Lascia la spina, cogli la rosa」(棘を捨て、バラを摘め)という別の詞でした。

構成分析

音楽的特徴

サラバンドの重く落ち着いた3拍子と、長い音符で紡がれる旋律が特徴です。1つの旋律が器楽曲、オラトリオ、歌劇へと姿を変えて使い回された点もバロック期ならではです。

演奏のポイント

装飾音を加えて繰り返す際の歌い手ごとの工夫、ラルゴの遅いテンポの中での息の長い歌い回し、弱音の美しさに注目したいです。

この音源について(収録エピソード)

演奏
チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)/クリストファー・ホグウッド指揮 アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
アルバム
未確認(同録音を収めるアルバムとして、Decca「The Art of Cecilia Bartoli」473 380-2DHおよび2020年の「Queen of Baroque」が確認できたが、YouTube音源がどれかは未確認)
レーベル
Decca(検索結果での配信元はUniversal Music Group/Decca)
録音
1999
録音場所
ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

バルトリが歌うこのアリアは、1999年11月27日にロンドンのヘンリー・ウッド・ホールで、クリストファー・ホグウッド指揮のアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックと録音されました。同じセッションで、同じ「リナルド」第3幕のアリア「Bel piacere」も録られています。後に2020年11月発売のDecca盤「Queen of Baroque」に収録され、BBC Music Magazineは、ささやくような美しいフレージングと丁寧な装飾を評価しました。Gramophoneも別の編集盤の評で、他の多くの歌手と違い彼女はこの曲を言葉どおりの意味で歌わせていると述べています。

音源の投稿元(Cecilia Bartoli - Topic)はoEmbedで確認済みです。「未確認」は出典で確認できなかった項目です。

録音

実在と年を出典で確認できたもののみ掲載しています。

映画・ドラマ・アニメ

CM

確認できた出典はありません。

教科書・鑑賞教材

教科書・鑑賞教材での掲載を示す出典は確認できませんでした。

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出典

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