SUBURBIA CLASSICA › Songs › オペラ

歌劇「ラクメ」より 花の二重唱

Flower Duet (Dôme épais le jasmin) from Lakmé

オペラ『ラクメ』第1幕、ラクメと侍女マリカが川辺で花を摘みに向かう場面の二重唱です。英国航空のCMでも知られています。

プレイヤーで聴く(終わると次の曲へ)

作曲者
レオ・ドリーブ(台本:エドモン・ゴンディネ、フィリップ・ジル)(ロマン派(19世紀フランス))
カテゴリ
オペラ
作曲年
1881-82年作曲/1883年初演
作品番号
なし
調性・拍子
ロ長調、6/8拍子(「Mais, je ne sais」からの部分のみト長調で、やや速いテンポ)
形式
ソプラノとメゾソプラノのための二重唱(第1幕第2曲)
難易度
未確認です。
献呈
未確認です。
ムード
穏やか・華やか

作曲の経緯

『ラクメ』は、ドリーブが1881年から82年にかけて書いた全3幕のオペラで、台本はゴンディネとジルです。テオドール・パヴィの短編とピエール・ロティの小説に基づき、19世紀半ばの英領インドを舞台にしています。ゴンディネは、アメリカ出身のソプラノ、マリー・ヴァン・ザントのための作品として提案したとされます。花の二重唱は第1幕、ブラフマンの司祭の娘ラクメと侍女マリカが、花を摘みに川辺へ向かう場面で歌われます。二人はジャスミンの茂みや川の流れを描きながら、朝の情景を歌います。途中、ラクメは父の身を案じる不安をのぞかせ、そのあと青い蓮を摘みに行こうと再び明るい主題に戻ります。1883年4月14日にパリのオペラ=コミック座で初演され、異国趣味を好む当時の聴衆に迎えられました。

出版・初演

オペラ全曲は1883年4月14日、パリのオペラ=コミック座(第2サル・ファヴァール)で初演されました。指揮はジュール・ダンベです。

題名・通称の由来

冒頭句「Dôme épais le jasmin」(茂るジャスミンの天蓋)に由来し、英語圏では『Flower Duet』と呼ばれます。なお題名の「ラクメ」は、サンスクリットの女神ラクシュミーのフランス語形とされます。

構成分析

音楽的特徴

ソプラノとメゾソプラノが三度・六度で重なります。6/8拍子の舟歌風のゆれる動きが、川面の揺れを思わせます。

演奏のポイント

高声と低声が溶け合う並行進行と、冒頭主題の再現の美しさが聴きどころです。中間部の短い転調で見せる影の表情にも注目したいです。

この音源について(収録エピソード)

演奏
ジョーン・サザーランド(ラクメ)、ジェーン・ベルビエ(マリカ)、リチャード・ボニング指揮 モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団
アルバム
Delibes: Lakmé(全曲盤またはハイライト盤からのトラック)
レーベル
Decca
録音
1967
録音場所
モンテカルロ、アルカザール(検索結果の記載。直接読んだ出典では未確認)

この録音は1967年にサザーランドとボニングらがモンテカルロで行いました。マリカ役はジェーン・ベルビエ、ジェラール役はアラン・ヴァンゾ、ニラカンタ役はガブリエル・バキエです。ハイライト盤のレビューは、この録音のサザーランドを、母音を滑らかにつなぐ歌い口が目立つ時期のものと評し、花の二重唱でのボニングのテンポは粘りがあると指摘しています。

音源の投稿元(Joan Sutherland - Topic)はoEmbedで確認済みです。「未確認」は出典で確認できなかった項目です。

録音

実在と年を出典で確認できたもののみ掲載しています。

映画・ドラマ・アニメ

CM

教科書・鑑賞教材

教科書・鑑賞教材での掲載を示す出典は確認できませんでした。

関連作品

トリビア

楽譜・他のサービスで聴く

IMSLP(楽譜)Apple Musicで探すSpotifyで探す

出典

この曲をシェア

XLINEFacebookはてブ

← 歌劇「フィガロの結婚」より 手紙の二重唱(そよ風によせて)私のお父さん(歌劇「ジャンニ・スキッキ」より) →