同じ旋律に、四年後の衣装を。
Max Greger Jr.の「Sister Jane」は、Catch Up II版の再掲ではない。1980年の「Thursday Night」に収録された、ピアノとオーケストラによる別の録音。作曲者自身が旋律へ戻ってきた時間差を楽しみたい。
- 発売年
- 1980年
- 国・活動圏
- ドイツ
- 参照盤の発売国
- ドイツ
- ジャンルの手がかり
- オーケストラ・ジャズ / ライブラリー
- 参照したレコード
- Thursday Night — Max Greger Jun. Piano and Orchestra
- 制作・録音年
- 未確認
ビッグバンド育ちのピアニスト
Production Dessinéeの紹介では、Greger Jr.は1951年生まれ。五歳でピアノを始め、学生時代から父Max Gregerのビッグバンドなどでプロの活動をしていた。のちにCatch Upを結成し、ジャズ・ロックの演奏だけでなく、イージー・リスニング系の作品も残す。一つの様式にだけ収まらない歩みが、同じ曲を別の編成で再演する背景にもなる。 [1]
一般販売の外側にあった一枚
「Thursday Night」は1980年、ドイツのライブラリー音楽のレーベルに残された作品と再発元が説明する。映像などの仕事で使う音楽と、家庭へ売るアルバムでは、レコードの流通の仕方も違う。後年の正規復刻は、その別の経路にあった演奏を普通に聴ける場所へ戻した。「Sister Jane」の二つの版を両面に収めた2012年の七インチも、その発見を形にした企画だった。 [1] [2]
ストリングスの場所から聴く
再発元が特色として挙げるストリングスを手がかりに、ピアノが旋律を弾くとき、周囲の響きがどう応えるかを探してみよう。1976年のCatch Up II版と続ければ、曲の変わらない部分と、編成が選び直す部分を一度に楽しめる。同じタイトルを見つけたら重複と思って飛ばす前に、誰の名義で、どんな作品に入ったかを見る。そのひと手間が、一つの曲を二倍にしてくれる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Production Dessinée — Sister Jane ↗
本人経歴と1980年ライブラリー録音の説明。
- Dessinee Shop — Sister Jane ↗
1976年版との両面再発を照合。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。