三人の声で、ポップスの棚を作り直す。
The Charadeの「Love So Fine」は、1969年のオーストラリア盤に収録された曲。女性一人と男性二人のヴォーカル・トリオが選んだレパートリーを眺めると、ソフト・ロックという言葉の中にある、曲を選ぶ楽しさが見えてくる。
- 発売年
- 1969年
- 国・活動圏
- オーストラリア
- 参照盤の発売国
- オーストラリア
- ジャンルの手がかり
- ソフト・ロック / ヴォーカル・ポップ
- 参照したレコード
- The Charade — Parlophone / SPMEO-9559
- 制作・録音年
- 未確認
シドニーの録音を、資料から確認する
オーストラリアのレコード研究資料「The Second Wave」は、The Charadeを1969年のシドニーの項目に置き、Parlophone SPMEO9559に結びつけて「Love So Fine」を記載する。同名の別グループを検索で混ぜず、活動地と品番を足場にできるのが具体的なディスコグラフィーの強みだ。ここから一枚のアルバムの曲目へ戻っていこう。 [1]
アメリカの歌を選ぶ、三人の判断
原盤を紹介するデシネは、Gus McNeilが手がけたこの盤にRoger NicholsやPaul Williamsらの作品が選ばれていると説明し、「Windy」「What’s the Difference」などとともに本曲を挙げる。「Love So Fine」では女性がリードを取ることにも触れている。作者と演奏者を別に見ると、グループの個性が自作曲の有無だけでは決まらないことが分かる。 [2]
リードの後ろへ、耳を一歩戻す
一回目は前で歌う声に集中し、次にはその後ろで他の声がどこを支えるかを追ってみよう。トリオという人数を知って聴くと、一つの歌声のように感じた場所も違って見えるかもしれない。アルバムの「Windy」へ進み、曲が変わっても残る声の組み合わせを探すのもよい。よく知られた作家の歌を入口にしながら、最後はこの三人の響きを覚えて帰る。そんな聴き方の似合うカバーだ。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Pop Archives — The Second Wave ↗
1969年Sydneyの録音、Parlophone品番と曲目。
- Dessinee — The Charade ↗
原盤1969年、三人編成、Gus McNeil、女性リード。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。