ホルン四本で、ポップスの色を塗り替える。
Jimmie Haskellの「Pretty」は、1968年の「French Horns Volume Two」に収録された一曲。フレンチ・ホルンの四重奏を中心に据えたポップス盤という発想が面白い。名アレンジャーが、楽器の名前をアルバムの看板にした。
- 発売年
- 1968年
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- フレンチ・ホルン / オーケストラ・ポップ
- 参照したレコード
- Jimmie Haskell’s French Horns Volume Two — Dot / SLP 25860
- 制作・録音年
- 未確認
JimmyではなくJimmie Haskell。1968年は裏面転記と本人取材記事で確認。
裏ジャケットが説明する、音の狙い
原盤裏面の文章は、前作「When Love Is Young」で始めた四本のホルンの音を、この第二作でさらに発展させたと説明する。より強いビートとリズミックな素材を選び、四曲にはHaskell’s Hummersという歌のグループも加えたという。「Pretty」は歌入りと注記された四曲には含まれない。アルバムの中で、器楽と歌の役割を選び分けた企画なのだ。 [1]
忙しい編曲家が、自分の名義で
制作はTom Mack、編曲と指揮はHaskell、録音エンジニアはHank Cicalo。Haskell本人のディスコグラフィーにもアルバムが掲載されている。同盤には、彼が編曲したBobbie Gentryの「Ode to Billie Joe」と、それへの感謝を題名にした自作「Owed to Bobbie Gentry」もある。ほかの歌手と仕事をする編曲家の歩みが、自分のアルバムの選曲にも映っている。 [1] [2]
金管楽器を、ひとまとめにしない
まずホルンの旋律を追い、次には低い音と高い音の重なりを探してみよう。ブラスという大きな分類で聴いたときより、楽器の選択が近く感じられるかもしれない。同じ「Pretty」を歌手の演奏と並べるなら、声が担った線を楽器がどこで引き受けるかを比べたい。曲を知っているからこそ、その曲をどんな音色で届けるかという編曲の判断を、細かく楽しめる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Atomic Attic — French Horns Volume Two ↗
1968年原盤裏面とクレジットを転記。企画趣旨、四本のホルン、制作担当。
- Jimmie Haskell — Official Discography ↗
本人公式のアルバム掲載と綴りを確認。
- Discogs — French Horns Volume Two ↗
本曲2分39秒の収録を照合。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。