デトロイトから届いた歌が、南アフリカで新しい仲間に会う。
Una Valliの「Reach Out I’ll Be There」は、The Flamesを伴う1968年の録音。ソウルの名曲が海を渡るとき、変わるのは歌う人だけではない。それを支えるバンド、選曲を並べるアルバム、聴く土地の景色まで変わっていく。
- 発売年
- 1968年
- 国・活動圏
- 南アフリカ
- 参照盤の発売国
- 南アフリカ
- ジャンルの手がかり
- ソウル / モータウン・カバー
- 参照したレコード
- Soul Meeting!! — Rave / RMG 1233
- 制作・録音年
- 未確認
1968年4月を国立アーカイブで確認。The Peanut Butter Conspiracyの伴奏曲とは区別。
国立の音の記録に残る一枚
南アフリカ国立公文書館は「Soul Meeting!!」を1968年4月のレコードとして登録する。RaveのRMG 1233、A面には「Satisfaction」「Tell Mama」、そして本曲。作者はHolland–Dozier–Hollandと記載される。モータウンだけでなく複数の米国ソウルの歌を並べた、歌手の選曲の幅が見える。 [1]
十二曲を、二つのバンドで分け合う
アルバムの伴奏はThe FlamesとThe Peanut Butter Conspiracyが半分ずつ担当し、本曲は前者との録音だ。発売元Retro Freshも、The Flamesが六曲に参加したと説明する。盤の長い連名は大げさな飾りではなく、実際の共同作業の記録。同じ声のまま背後のバンドが交代するという、聴き比べの仕掛けが一枚の中にある。 [2] [3]
約束の言葉を、一人と集団で聴く
題名の「手を伸ばせば、そこにいる」という約束を、まず主役の声で追ってみよう。次は声の背後で応える楽器へ耳を移す。言葉を届けるのが一人でも、その確かさを支えるのは合奏かもしれない。Mary Roosのモータウン・カバーへ続ければ、アメリカから南アフリカ、ドイツへ、歌が旅する選曲になる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- National Archives of South Africa — Soul Meeting!! ↗
国立音声映像資料の1968年4月RMG1233、曲と作者の登録。
- South African Rock Encyclopedia — Una Valli ↗
原盤ライナーの転記、各曲の伴奏バンド対応。
- Retro Fresh — The Flames ↗
再発元によるThe Flamesの六曲参加の説明。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。