ラジオで話す人が、番組の入口では歌う人になる。
Lilian Terryの「Mille parole d’amore」は、彼女が進行したラジオ番組「Piacevole ascolto」のテーマにもなった。愛の千の言葉という題名を、話す仕事と歌う仕事の両方を持つ人が届ける。放送の入口が、そのまま一枚のレコードに残った。
- 発売年
- 1967年
- 国・活動圏
- イタリア / エジプト
- 参照盤の発売国
- イタリア
- ジャンルの手がかり
- イタリアン・ジャズ / ボサノヴァ / ラジオ主題歌
- 参照したレコード
- Mille parole d’amore — GTA / PON NP 40065
- 制作・録音年
- 未確認
1967年盤。番組史の説明は回顧記事に基づく。歌手の後年の再録音との同一性は断定しない。
放送の声と、レコードの声
Terryはエジプトに生まれ、イタリアで活動したジャズ歌手。本曲をラジオ番組のテーマとして歌ったという記録は、歌唱と司会が別々の職業でなく、同じ音楽への関心から続いていたことを感じさせる。毎回同じ歌が流れる番組では、聴き手にとって曲が時刻や習慣と結びつく。ヒット曲とは違う親しみ方もあったはずだ。 [1] [2]
Manuel De Sicaと書いた二曲
作者の記録にはTerryとManuel De Sicaの名が並ぶ。同時期の「Soltanto un matto come te」はサンレモ1968の選考で外れ、本曲は番組のテーマになったとされる。二曲がGTAの同じシングルに入ることも興味深い。舞台の選考を通るかどうかだけでは決まらない、歌の残り方がここにある。 [1] [2] [3]
番組の始まりを、想像して聴く
一曲を途中のBGMにせず、これから何かが始まる最初の音として聴いてみたい。終わったところで司会の声が入るなら、どの余韻が似合うだろう。自分のプレイリストの入口にも置いてみよう。Jack Diévalの「Valse pour une ombre」へ渡せば、短い旋律がひとつの場面をつくる、別の小品とつなげられる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Lilian Terry — biography ↗
出生とイタリアの活動、番組主題歌、De Sicaとの共同作。
- Il Focolare Radio-TV — 12 August 1968 ↗
当時の番組を振り返る放送史記事。テーマと二曲の経緯。
- GTA Records — release discography ↗
1967年PONNP40065の両曲対応。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。