炭酸飲料のおまけから、踊るレコードの主役へ。
Noel Quinlanが編曲・制作した「I Shot the Sheriff」は、7-A-Sideの『Super Dancing Hits』に収められたカヴァー。香港で飲料の販促用に作られた盤が、後年あらためて一枚のアルバムとして見直された。音楽に出会う入口は、レコード店だけとは限らない。
- 発売年
- 1977年
- 国・活動圏
- 香港 / オーストラリア
- 参照盤の発売国
- 香港
- ジャンルの手がかり
- ファンク / ソウル / カヴァー
- 参照したレコード
- Super Dancing Hits — 7-A-Side / Newnote NLP-752
- 制作・録音年
- 未確認
NoelQuinlanは制作担当、盤名義7-A-Side。canonicalは7-A-Side (Noel Quinlan)も可だが既存MIX名義は維持し関係を本文明記。
飲料と一緒に届いた1977年の盤
原盤は香港のNewnote Music ProductionによるNLP-752。1977年の販促盤で、7-A-Side名義のA面4曲目に本曲を収める。再発資料は、飲料のボトルと組み合わせて配られたレコードだったと伝える。売るための主役が飲み物でも、収録される音楽には編曲し演奏する仕事がある。おまけという入口から、中身の音楽へ注意を移すと見方が変わる。 [1] [2]
Quinlanの名前は、制作のところにある
資料によると、オーストラリア出身のNoel Quinlanがアルバム全編を編曲・制作した。本曲の原作者はBob Marley。盤には「Lowdown」「Hotel California」「Play That Funky Music」なども並び、国外のヒット曲を香港の制作へ迎える企画だった。MIXの名義にあるQuinlanと、原盤の7-A-Sideは、別々の録音を指すというより、制作担当と盤の名義という異なる入口になる。 [1] [3]
2017年、もう一度レコードとして届く
香港のWan Chai Recordsは2017年、本作を再発した。公式ページにも、本曲を含む十四曲が並ぶ。昔の販促物を、その音楽を聴きたい人へ届け直す仕事である。まずは主題とリズムの関係を追い、次には電子鍵盤の位置へ耳を移してみよう。知っている歌がどんな編成へ置き換えられたかを楽しめば、商品のおまけという出自は価値を下げる説明でなく、意外な旅の始まりになる。 [2] [4]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Bad Times Records — NLP752原盤 ↗
1977年香港NewnoteNLP752、本曲A4。
- White Noise — 正式再発紹介 ↗
レーベル提供紹介、1977販促配布、Quinlan編曲制作。
- Mother Moon — 再発盤紹介 ↗
Quinlan豪州出身、7UP販促、原作者BobMarley。
- Wan Chai Records公式 — Super Dancing Hits ↗
2017年4月24日正式再発、本曲と全曲目。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。