大ヒットの裏に、もう一つの恋の歌。
The Flying Machineの「Maybe We’ve Been Loving Too Long」は、1969年のデビュー・シングルのB面。有名なA面だけで一枚を語らず、裏返した先の歌へ耳を向けると、英国のポップ・グループの選曲が少し広く見えてくる。
- 発売年
- 1969年
- 国・活動圏
- イギリス
- 参照盤の発売国
- イギリス
- ジャンルの手がかり
- ブリティッシュ・ポップ / ソフト・ロック
- 参照したレコード
- Smile a Little Smile for Me / Maybe We’ve Been Loving Too Long — Pye / 7N 17722
- 制作・録音年
- 未確認
A面作家Macaulay/StephensをB面へ誤転記しない。KilbournとInstone共作の可能性は原ラベル追加照合余地。
Pyeの小さな盤を、両面で聴く
「Smile a Little Smile for Me」と組み合わされた英国盤はPye7N17722。発売は1969年4月11日として記録され、正規配信のシングルも二曲を同年の原盤で並べる。A面とB面は競争ではなく、同じ盤を買った人へ届く二つの歌だった。大きなヒットの陰にあるからといって、片方を余白と見なす必要はない。 [1] [2]
別のグループにも渡ったレパートリー
この曲は翌年、Pickettywitchの「That Same Old Feeling」のB面にも置かれる。作者のJanet Kilbournに触れる資料は、The Flying MachineとPickettywitchの両方への提供を記す。同じ曲が複数の英国のポップ制作現場を行き来していたわけだ。有名なA面の作家名を、裏面にも自動的に当てはめないことが、こうしたつながりを見つける第一歩になる。 [3] [4]
短い曲にも、歌の時間がある
二分台の曲を、まず一つのまとまりとして聴いてみよう。繰り返すフレーズを覚えたら、歌がどこで次の部分へ進むか、伴奏がその境目をどう知らせるかへ注意を広げる。珍盤として探し当てた嬉しさの先に、何度も聴けるポップの構造がある。Ranny Sinclairの「Bye Bye」と続けるなら、二つのシングル裏面から、表のヒットだけでは見えない六十年代の歌の広がりを楽しめる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- 45cat — Flying Machine英国盤目録 ↗
Pye7N17722、1969年4月11日とカップリング。
- Apple Music — 正規シングル配信 ↗
Sanctuary/BMG1969年原盤、二曲の対応。
- The Second Disc — Pickettywitch作品集 ↗
同曲のPickettywitch収録情報。
- Left and to the Back — Janet Kilbourn ↗
両グループへ曲を提供した作者。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。