一分二十二秒で、トルコのジャズからブラジルへ。
「Ruacan」はバンドの略称のようにも見えるが、ここで歌うのはNükhet Ruacan。1978年の同名アルバムに入る「Oba Oba」は一分二十二秒の小品だ。短い時間を通り道にせず、トルコの音楽家が選んだブラジルの歌として立ち止まりたい。
- 発売年
- 1978年
- 国・活動圏
- トルコ
- 参照盤の発売国
- トルコ
- ジャンルの手がかり
- ヴォーカル・ジャズ / ボサノヴァ
- 参照したレコード
- Ruacan — Nükhet Ruacan / 1978
- 制作・録音年
- 未確認
歌手名をNükhet Ruacanへ修正推奨。1978年原盤と2017年リマスターを区別。
作者欄が結ぶ、ブラジルへの線
現地のジャズ資料は、本曲の作者をLuiz BonfáとTony Jaffeとする。アルバムには「Mahogany」「Evergreen」など英語圏のポップスもあり、トルコの作家の曲も収録。異なる土地の歌が、一人の歌手のレパートリーに集まっている。歌手の国籍と、歌の生まれた国が一致する必要はないと、この曲順は自然に教える。 [1] [2]
ギターのNeşetと、制作のKocatepe
制作はAli Kocatepe、編曲の中心はギタリストNeşet Ruacan。ベースにOnno Tunç、鍵盤にTurhan Yükselerらが加わり、Studio HayriでSıtkı Acimが録音したという記録がある。名前を一つずつたどると、異国の一枚という漠然とした印象が、実際の制作現場へ変わっていく。2017年のリマスターより前にある、1978年の仕事だ。 [1] [2]
短さを、もう一度聴く理由にする
一分台なら、聴き終えてすぐ頭へ戻ってみよう。最初は声、次はギターや打楽器と、一つだけ追う対象を替える。長いソロがなくても、短い曲には短い曲の密度がある。Romano MussoliniとIrio de Paulaの共演へつなげれば、トルコとイタリアという別の場所からブラジルへ向かった録音を並べられる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Cazkolik — Ruacan ↗
1978年、曲別作者・編曲、録音地と奏者。
- Bizim Caz — Ruacan ↗
現地ジャズ・アーカイブの1978年盤と制作クレジット。
- Apple Music — Oba Oba ↗
Nükhet Ruacan名義と本曲の配信対応。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。