アンコールの前に、もう一度と歌う。
Arthur Verocaiの「Bis」は、2007年の復帰作「Encore」へつながるシングル。ポルトガル語の題名も、アルバムの英語名も、もう一度を求める言葉だ。ただの再発見にとどまらず、本人が新しい録音で帰ってくる。その喜びが題名にまで重なる。
- 発売年
- 2007年
- 国・活動圏
- ブラジル
- 参照盤の発売国
- イギリス
- ジャンルの手がかり
- ブラジリアン・ポップ / オーケストラ / クロスオーバー
- 参照したレコード
- Bis — Far Out Recordings / 2007 single
- 制作・録音年
- 未確認
オリジナルの発売元日付2007年を採用。2006年のリミックス流通の可能性は同一版の初出とせず、2021年インストとも区別。
アルバムより先に届いたシングル
Far Outが運営するBandcampは、この「Bis」を2007年2月19日発売と記録する。オリジナルとEddy Meets Yannahのリミックスを収録。ブラジル音楽研究所IMMuBでも同年の「Encore」に本曲が載り、作者はVerocaiとPaulinho Tapajós。曲がアルバムの一部になる前から、別のミックスと組で届けられていたことがわかる。 [1] [3]
鍵盤一人と、二十五人の弦・管
レーベルによる2021年の復刻紹介は、AzymuthのJosé Roberto Bertramiが鍵盤で参加し、弦十七人、管八人という編成を記す。復帰という言葉から小さな再始動を想像していると、この人数に驚く。Verocaiが戻ってきた場所は、作曲だけでなく、多くの音を配置する編曲家の現場でもあった。 [2]
歌を抜いても残るものは何か
2021年盤の裏面には、それまで未発表だったインストゥルメンタルが用意された。歌のある版を覚えてから、旋律の周囲をつくる弦や管へ意識を向けてみよう。声がいなくなると空白ができるのか、それとも別の主役が見えるのか。歌と器楽を行き来できる曲は、アレンジそのものを聴く練習にもなる。 [2]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Far Out / Arthur Verocai — Bis ↗
発売元管理ページ。2007年2月19日、オリジナルとリミックス。
- Far Out — Bis RSD Edition ↗
Bertrami参加、弦17人・管8人、初公開インスト版。
- IMMuB — Encore ↗
2007年アルバム、VerocaiとPaulinho Tapajósの作者対応。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。