舞台の音楽を、デトロイトの鍵盤で接続し直す。
「O.D.」はJohnny Griffithの1974年作『The Geneva Connection』に収録。Freddie ReddがJack Gelberの舞台『The Connection』のために書いた音楽を、アルバムごと取り上げた企画の一曲だ。短い題名の奥には、舞台とモダン・ジャズ、そしてデトロイトの制作現場を結ぶ長い配線がある。
- 発売年
- 1974年
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- ジャズ・ファンク / エレクトリック・ジャズ
- 参照したレコード
- The Geneva Connection — Geneva / ST-GE-101 / LP
- 制作・録音年
- 未確認
一曲だけでなく、一組の楽曲を
再発資料によれば、原作は1959年の舞台のために書かれ、1960年にBlue Note盤として発表された。Griffithの盤も「Sister Salvation」「Music Forever」など一連の曲を並べる。ヒット曲を一つ抜き出すカヴァーとは違い、作品群を自分の演奏の環境へ移す試みだ。「O.D.」の前後も聴けば、その全体像を少しずつ把握できる。 [1]
電気ピアノが作るもう一つの部屋
本作でGriffithが担うのはエレクトリック・ピアノ。盤クレジットではFloyd Jonesが編曲を担当し、Robert WhiteやRichard Allenらも参加する。録音はMichigan州WarrenのPAMPA Recording Studiosで1974年1月に行われた。Motownの仕事で知られる鍵盤奏者が、別のレーベルでジャズの曲集を作る。その活動の広さを具体的な場所と楽器で捉えられる。 [1] [2]
物語を知ったあと、リズムへ戻る
舞台の題材を調べると、曲名の重さが先に立つかもしれない。そこで一度、題名を忘れて伴奏の進み方だけを聴いてみたい。短いテーマの反復と、奏者が自由に動く時間はどうつながるのか。原作者Reddの版と比較する時は、ピアノの響きの違いを入口にする。楽器が変わるだけで、同じ旋律が置かれる部屋の広さや明るさまで違って感じられるだろう。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Elusive Disc / Mad About Records — The Geneva Connection ↗
1974年原盤、Freddie Redd舞台音楽の再演、参加者。
- Musicbase — 原盤クレジット ↗
録音日・PAMPA、Floyd Jones編曲、楽器担当。
- Forced Exposure — Mad About Records再発 ↗
検索索引でDetroit Genevaの1974年原盤を照合。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。