歌詞を外すと、バカラックの骨格が踊りだす。
「Wives and Lovers」を演奏するCount Buffalo and His Big Bandは、石川晶のカウント・バッファローズ。歌手の曲として親しまれるBurt Bacharach作品を、日本のビッグバンドの音で組み直す一枚から選ばれた。
- 発売年
- 1970年
- 国・活動圏
- 日本
- 参照盤の発売国
- 日本
- ジャンルの手がかり
- Big Band Jazz / Bacharach Cover
- 参照したレコード
- Dynamic Big Band Plays Bacharach / Toshiba TP-9502Z
- 制作・録音年
- 未確認
1970年LPとテープ書誌を採用。販売店1971表記あり。編曲家の曲別分担は断定しない。正式名義Count Buffalo and His Big Band。
バカラックだけの八曲
『Dynamic Big Band Plays Bacharach』は「Raindrops Keep Fallin’ on My Head」「This Guy’s in Love with You」「Alfie」「The Look of Love」など、八曲をBacharach作品でまとめている。「Wives and Lovers」はB面二曲目。ひとりの作曲家に絞ったからこそ、曲ごとに異なる旋律やリズムの作りが比べやすい。ヒット曲の寄せ集めとは少し違う、編曲を聴くための入口になる。 [1] [2]
ビッグバンドの名義に注目
Count Buffaloの作品にはジャズ・ロック・バンドなど、異なる編成を示す名義がある。この盤で掲げられるのはHis Big Band。名前が似ている別作品の演奏陣を、そのままここへ持ち込まずに聴きたい。後年の『東京ビッグ・バンド・デラックスVol.3』にもこの曲が選ばれ、編曲者として鈴木宏昌や松岡直也の名が記録された録音群へつながっている。 [1] [3]
歌の言葉を、合奏へ置き換える
歌入りの版を一度聴いた後、ここではメロディーがどの楽器へ渡るかを追ってみよう。息の切れ目を引き継ぐのか、長く伸ばして別の線にするのか。歌詞がなくなった場所へ、合奏の強弱やリズムの切り替えが表情を加える。その聴き方なら、Bacharachのメロディーを知っているほど、編曲者と演奏者の仕事が近く感じられるはずだ。 [1] [2]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Albunack:原盤書誌と曲順 ↗
1970年TP9502Zおよび同年テープXA1503Z
- Takechas:原盤紹介 ↗
ビッグバンド名義、八曲、四チャンネル盤。年は1971表記
- ジャズ資料館:東京ビッグバンドデラックスVol.3 ↗
後年の選曲と編曲者記録
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。