通り過ぎる、その一瞬にソウルを注ぐ。
忘れたふりで通り過ぎてほしい。Burt BacharachとHal Davidが書いた痛ましいお願いを、Rhetta Hughesが自分のレパートリーへ迎え入れる。収録作は1969年の『Re-Light My Fire』。DoorsからFour Topsまでを渡る一枚で、この歌もまた新しい居場所を得た。
- 発売年
- 1969年
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- ソウル / バカラック・カヴァー
- 参照したレコード
- Re-Light My Fire — Tetragrammaton / T-111 / LP
- 制作・録音年
- 未確認
1969年は同時代誌で確認。再発配信の2025年とは区別。
二人の仕掛け人
再発元が掲げる制作クレジットは、編曲がMike Terry、プロデュースがTerryとJo Armstead。歌手の名だけでなく、この二人を覚えておくとアルバムの輪郭が見えてくる。「Light My Fire」「Baby, I Need Your Loving」と本曲を一枚に並べ、ロックとソウルのヒットを同じ歌い手の表情へ引き寄せる。カヴァーの寄せ集めではなく、声を中心に組み立てた選曲だ。 [1]
1969年の期待
当時のRecord Worldは、3月の時点ですでに本作がチャートを上昇中と報じている。再発に掲載されたMike Zwerinの解説も、黒人歌手が限られた興行圏から広い聴衆へ届く時代としてHughesを紹介する。単なる名曲再演の裏には、誰の声が大きな市場で聞かれるのか、という当時の切実な期待がある。 [1] [2]
悲しみを、足元から読む
Dionne Warwickの代表曲として知っているなら、まず歌い始めの言葉の置き方に注目したい。同じ願いでも、息を残す場所や語尾を伸ばす長さで、弱さと意志の割合は変わる。次に伴奏だけを追い、歌の悲しさと身体を動かすリズムがどう同居するかを探す。誰のほうが正しいかではなく、一つの歌に住める人物の多さを楽しもう。 [3]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Rhetta Hughes / Good Time — Re-Light My Fire ↗
制作クレジット、曲順、Mike Zwerin解説の再掲。
- Record World — 1969年3月22日 ↗
同時代のアルバム発売・チャート言及。
- diskunion — Rhetta Hughes ↗
1969年作、Dionne Warwickカヴァーの確認。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。