画面がなくても、事件の予感。
Johnny Hawksworthの「X Cert」は、映像制作へ音楽を供給するChappellのカタログに残る曲。映画の登場人物に結びついた歌とは違い、使われる場面を待つ音楽という性格を持つ。題名の短い記号と二分ほどの長さが、想像の余白を作る。
- 発売年
- 未確定
- 国・活動圏
- イギリス
- 参照盤の発売国
- イギリス
- ジャンルの手がかり
- ライブラリー・ミュージック / スパイ・ジャズ
- 参照したレコード
- Archive — 60’s Spy Themes — Chappell Vaults Anthologies
- 制作・録音年
- 未確認
最初の原盤番号・発売年は未確認。現行アーカイヴ集の発売表示を原録音年として採用しない。
まず権利元の曲別情報を読む
Universal Production Musicの「Archive — 60’s Spy Themes」は、本曲をJohnny Hawksworth作曲、Chappell Recorded Music Library出版として掲載する。長さは2分1秒、テンポ情報は158BPM。これらは権利元が現在提供する音源の情報で、最初の原盤発売日を証明する数字ではない。年を推定で埋めず、同定できる作品と作者を先に示す。 [1]
テレビの短い時間へ届く
英国テレビの映像ロゴを扱う専門資料は、ATVの映像に使われる音楽を「X-Cert」、作曲者をHawksworthと説明する。曲がアルバムを聴くためだけに存在するのでなく、放送の合図や短い映像の時間を支える。番組を丸ごと見なくても覚えている数秒の音には、こうした制作音楽の仕事が隠れている。 [2]
二分の中に、いくつ入口があるか
展開の大きさだけでなく、途中から聴き始めても場面が立ち上がる箇所を探してみよう。曲全体を鑑賞する耳と、映像の一場面を選ぶ耳は少し違う。Peter ThomasのJerry Cotton関連曲と並べれば、特定の映画シリーズを背負う音と、違う画面へ向かう音の距離が見える。画面がなくても、曲が想像を動かす瞬間は確かめられる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Universal Production Music — Archive 60’s Spy Themes ↗
権利元の作者・出版者・長さ・BPM。
- Sub-TV — ATV Zooms ↗
ATV映像に使われたX-Certと作曲者。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。