舞台の靴を作った人が、声で舞台をつくる。
Pascal von Wroblewskyの経歴には、歌手になる前の劇場での靴職人修業がある。1986年のデビュー盤を飾る「Swinging Pool」。タイトルの洒落だけでなく、その声に至る道筋まで知ると、アルバムの見え方が変わってくる。
- 発売年
- 1986年
- 国・活動圏
- 東ドイツ
- 参照盤の発売国
- 東ドイツ
- ジャンルの手がかり
- ヴォーカル・ジャズ / フュージョン
- 参照したレコード
- Swinging Pool — AMIGA / 8 56 215
- 制作・録音年
- 未確認
劇場の裏側から、音楽学校へ
ドレスデンのジャズ祭の公式紹介によれば、彼女は幼い頃から合唱や児童劇に関わり、ギターを手にフォークやブルース、ロックにも触れた。ベルリンのKomische Operで靴職人の訓練を受けたのち、Hanns Eisler音楽学校で歌を学ぶ。1986年の初アルバムは、まだ在学中の発表だった。歌を一つのジャンルだけで育てなかった経歴が興味深い。 [1]
Herbie Hancockと並ぶ、自分の表題曲
AMIGA盤には「Watermelon Man」「Dindi」「The Man I Love」「The Fool on the Hill」「Maiden Voyage」と、作家も時代も異なる曲が並ぶ。その中で「Swinging Pool」はReinhard Walterの作曲として記録される。誰もが知る歌の解釈だけでなく、同時代の作家の曲をアルバムの顔に置く選択。これから名乗りを上げる歌手の盤にふさわしい意思が見える。 [2]
声が楽器と出会う場所を聴く
制作はJürgen Lahrtz、音楽・録音のディレクションはGerd Puchelt。参加者にはギター、ベース、ドラム、打楽器、管楽器の奏者が並ぶ。まず声がメロディーを運ぶ箇所と、器楽的な線として聞こえる箇所を探してみよう。公式略歴はこのデビュー盤の成功も記しているが、記録の大きさより先に、歌とアンサンブルの関係へ耳を置くと、彼女ならではの入り口になる。 [1] [2]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Jazztage Dresden — Pascal von Wroblewsky ↗
公式出演者略歴。劇場での訓練、音楽学校、1986年デビュー。
- Ostmusik — Swinging Pool ↗
AMIGA番号、曲目、作者、制作・演奏者。
- Buschfunk — Pascal von Wroblewsky ↗
音楽出版元のアーティスト紹介。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。