子どもの声が、レコードの地図を塗り替える。
「Aquarela」という題名を見て、すぐにAry Barrosoの「Aquarela do Brasil」だと思い込まない。このフランスの子どもたちの歌には、Nico Gomezという別の手がかりがある。可愛らしい声の後ろに、国境をまたぐレパートリーの道が隠れている。
- 発売年
- 1976年
- 国・活動圏
- フランス
- 参照盤の発売国
- フランス
- ジャンルの手がかり
- 児童コーラス / ボサノヴァ
- 参照したレコード
- Hit Parade des Enfants — Music for Pleasure
- 制作・録音年
- 未確認
1976年は再発資料の原盤年。Aquarela do Brasilとは題名だけで同一曲扱いしない。
水彩画という同じ題名の向こう
BnFに収められたBorn Badの編集盤情報は、この「Aquarela」の作曲者をNico Gomezとする。原盤はLes Petits Chanteurs du Rockの「Hit Parade des Enfants」。後年の再発ではHit Parade des Enfantsが演奏者欄にも使われるため、アルバム名とグループ名が検索の入口で入れ替わる。題名だけで違うスタンダードへ結びつけず、作者と名義を併せてたどりたい。 [1] [2]
レーベルの見立てがつくる再発
Born Bad Recordsは本曲を「Tchic Tchic」の一曲に選び、仏語圏で受け止められたボサノヴァの流れへ置いた。販売資料では原盤年1976年と紹介され、コンピレーション名の1963–1974という範囲だけでは個々の曲の年を決められないことも分かる。デシネも子どもたちの歌によるカバーとしてこの盤を紹介している。 [2] [3]
年齢より、声の配置を聴く
まず誰か一人の声を探すつもりで、次はまとまったコーラスを一つの音色として聴いてみよう。前のApril Setからここへ来ると、制作の時代だけでなく、声の集まり方そのものが変わる。子どもの歌だからと一歩引かず、大人のコーラス盤と同じ棚に並べて聴く。その選び方が、MIXの面白さを広げてくれる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
ほかの収録先
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- BnF — Tchic Tchic ↗
出版社提供メタデータでAquarelaの作者Nico Gomezを確認。
- Born Bad Records — Aquarela ↗
再発名義、コンピレーションと再発元。
- Guerssen — Tchic Tchic ↗
原盤年1976年を記した曲目。
- dessinee — Hit Parade Des Enfants ↗
Les Petits Chanteurs du Rock名義、Music for Pleasure盤、子どものコーラス。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。