ポーターの名曲に、ギターが別の足取りを教える。
Barney Kesselの「Love for Sale」は「Bossa Nova」の冒頭曲。アメリカのスタンダードを、ブラジルの新しいリズムへの関心の中で読み直す。歌の意味を知っていても、声のない演奏で気づく旋律の魅力は、まだ残っている。
- 発売年
- 1962年
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- ボサノヴァ / ビッグバンド・ジャズ
- 参照したレコード
- Bossa Nova — Reprise / Barney Kessel Plus Big Band
- 制作・録音年
- 未確認
実物Reprise盤資料の1962年を採用。第三者配信には1961年表記もあるが根拠未確定。
ブラジル曲集ではない「Bossa Nova」
発売元Warnerの再発案内には「Summertime」「Muskrat Ramble」「Tumbling Tumbleweeds」などが並ぶ。収録曲の出自はジャズ、ディキシーランド、カウボーイ・ソングまで広い。ボサノヴァを曲名の分類ではなく、異なる曲を演奏する方法として採り入れたアルバムだと分かる。「Love for Sale」もその入口に置かれている。 [1] [2]
一人のギターと、大きな伴奏
Warnerは軽音楽的なアンサンブルを背景にしたギターとオルガンのソロを紹介する。Kesselの名義に加え、Plus Big Bandという表記が伝えるのは、ソリストだけでは完結しない配置だ。音数の多い背景の中で、一本の弦の輪郭をどう残すか。編成を知るだけでも、聴き始める位置を変えられる。 [1]
歌を抜いた場所に、耳を置く
Cole Porterの作品を歌うKaren Wyman「Night and Day」と続けてみたい。同じ作者の旋律でも、息を吸う人と弦を鳴らす人では一節の終え方が異なる。Kesselの一音を自分なら何の言葉で歌うか想像すると、器楽のフレーズが急に話しかけてくるかもしれない。歌詞を知る耳にも、知らない耳にも開かれた一曲だ。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Warner Music Japan — Bossa Nova ↗
発売元の曲目・編成・楽器の紹介。
- AllMusic — Bossa Nova Plus Big Band ↗
1962年発売と曲目。
- Dusty Groove — Bossa Nova ↗
Reprise1962年の実物LP。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。