ビートをつくるのは、ドラマーだけではない。
「The Beatmaker」と名づけたのは、鍵盤奏者Berndt Egerbladh。1968年の「Plays the Organ with a Swing」の一曲目に置かれる。オルガンという楽器が、旋律の前にリズムの印象を連れてくる。その働きを意識して聴きたい題名だ。
- 発売年
- 1968年
- 国・活動圏
- スウェーデン
- 参照盤の発売国
- スウェーデン
- ジャンルの手がかり
- オルガン・ジャズ
- 参照したレコード
- Plays the Organ with a Swing — Nashville / NSLPS 30-109
- 制作・録音年
- 未確認
1968年は原盤発売年。
鍵盤の周りに、七人の顔
国際ジャズ・オルガンの資料IAJOは、Egerbladhのオルガンに、Rune Gustafssonのギター、Red Mitchellのベース、Sten Öbergのドラム、管楽器三人を加えた編成を記す。オルガンと聞いて一人が低音まで受け持つ小編成を想像するなら、ここは少し違う。独立したベースがある中で、鍵盤がどの役を選ぶかにも耳を向けたい。 [1]
作者自身の曲でアルバムを始める
盤の作曲欄では「The Beatmaker」をEgerbladh自身の作品と確認できる。Sony Swedenによる現行配信も1968年を記録する。後にはDoris Svenssonの1970年作にも作曲・編曲・演奏で関わった人だという。ジャズの演奏家とポップスの制作陣を、別々の世界として切り離さずにたどれる鍵盤奏者である。 [1] [2] [3]
リズムの住所を、一音ずつ変える
まずドラム、次にベース、最後にオルガンへと意識を移し、同じ曲の拍がどう感じられるか試してみよう。誰か一人だけをビートの責任者にしない聴き方だ。Dorisの歌へ進むと、鍵盤の人が歌手の背後で働く側にも回る。名義が変わっても、レコードの中で仕事はつながっている。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- IAJO — Berndt Egerbladh ↗
1968年原盤、品番・編成・Dorisとの仕事。
- Apple Music — Plays the Organ with a Swing ↗
Sony Swedenの1968年原盤情報。
- Discogs — Plays the Organ with a Swing ↗
本人作曲のThe Beatmaker。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。