トランペット奏者の曲を、二人の声が引き受ける。
Daniela und Annの「The Pain in My Heart」はDuško Gojković作品のカバー。1969年のミュンヘンで、歌とラテンのリズム、ヨーロッパのジャズ奏者たちが集まった。レコードに並ぶジャンル名が多いのは、どれかに迷っているからではない。
- 発売年
- 1969年
- 国・活動圏
- 西ドイツを中心とする活動
- 参照盤の発売国
- 西ドイツ
- ジャンルの手がかり
- ラテン・ソウル / ヴォーカル・ジャズ
- 参照したレコード
- Samba-Soul-Beat in Black & White — Orange
- 制作・録音年
- 1969年、ミュンヘン
1969年は原盤年。2008年はSonoramaによる再発年。
消えたレーベルに残った一枚
再発元Sonoramaは、原盤をHans WewerkaのOrangeから出た1969年の作品と説明する。編曲はCarlos Fendeira名義のErich Ferstl。復刻ではマスターテープから音を整え、当時のジャケットと新しい解説を用意したという。希少盤という肩書より先に、制作した人の名前を読み戻せる再発だ。 [1]
伴奏陣も、曲を選んだ人も近くにいる
アルバムにはGojkovićのほか、ギターとシタールのSiegfried Schwab、Olaf Kübler、Claudio Szenkarらが参加する。日本発売元P-VINEは本曲をGojkovićのカバーとして紹介する。作曲家の名前と演奏陣が同じ盤の中で接近していることが、この歌を単なる異国趣味のポップスから遠ざける。 [1] [2]
二人分の声の隙間へ
同時に聞こえる声の重なりだけでなく、一方が終わってから次の音が来るまでの隙間にも注意してみたい。歌の旋律と器楽的な返答を別々に追うと、曲の作者がジャズ奏者であることを思い出すきっかけになるかもしれない。Duško Gojković名義の「Antilope」へ進めば、作曲家を器楽の側からもたどれる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
ほかの収録先
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Sonorama — Samba-Soul-Beat in Black & White ↗
再発レーベル。1969年ミュンヘン、制作・編曲・演奏陣。
- P-VINE — SONOC-37 ↗
発売元。本曲とDuško Gojkovićの関係、制作年・参加者。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。