タキシードの下で、1967年が脈を打つ。
昔のスウィングを、いまのレコードとして鳴らす。「Oscillation 67!」というアルバム名と、The Leading Figuresという楽団名には、そんな気負いも感じたくなる。指揮はArt Greenslade。取り上げるのは「Tuxedo Junction」だ。
- 発売年
- 1967年
- 国・活動圏
- イギリス
- 参照盤の発売国
- イギリス
- ジャンルの手がかり
- ビッグバンド / スウィング / イージーリスニング
- 参照したレコード
- Oscillation 67! — Deram / SML 1006
- 制作・録音年
- 未確認
Glenn Millerの、もう一つ手前へ
この曲をGlenn Millerのスタンダードとして覚えていても、出発点はErskine Hawkinsへさかのぼる。Hawkins、William Johnson、Julian Dashの作品は1939年にHawkinsの楽団でヒットし、翌1940年にMillerの録音がさらに広く知られた。原曲と有名なカバーは、同じ場所とは限らない。 [1] [2]
スウィングを現在形にする編曲家
The Leading Figuresの盤は1967年のDeram SML 1006。指揮のArt GreensladeはArthur Greensladeの別表記で、イギリスの指揮者・編曲家だ。曲目には「Artistry in Rhythm」「Eager Beaver」「Opus 1」なども並ぶ。過去の名演を一つだけ借りるのでなく、スウィングのレパートリー全体をまとめて引き寄せるアルバムになっている。 [3] [4]
懐かしさの、その先を聴く
覚えやすい主題が戻るたび、前と同じ楽器の組み合わせなのかを確かめてみたい。知っているメロディーを足場にすれば、編曲の変化を追う耳が空く。Stan Butcherの「Heigh-Ho」と並べると、同じ年の英国で、映画の歌もスウィングの名曲も楽団の仕事になっていたことが見えてくる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Birmingham Black Radio Museum — Tuxedo Junction ↗
1939年のErskine HawkinsのBluebird盤の記録。
- The Syncopated Times — Erskine Hawkins ↗
作者たち、1939年のヒット、1940年のGlenn Miller版。
- Oscillation 67! — 英国盤 ↗
1967年、Deram SML 1006、指揮と曲順。
- Arthur Greenslade — 作品と名義 ↗
Art Greensladeの別名表記と英国での活動。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。