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8桁精算表 — 四つの借貸の組を使うの講義・例題

8桁精算表 — 四つの借貸の組を使うをオリジナル解説・例題・演習で学ぶ。日商簿記3級、2026年度範囲。

日商簿記3級 / 2026年度範囲(2027年3月31日まで) / オリジナル教材

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8桁は四つの組、それぞれ借方と貸方

この講義の8桁精算表は、試算表・修正記入・損益計算書・貸借対照表の四組に、それぞれ借方と貸方の欄を設けた表です。合計8欄であり、別の「整理後試算表」二欄を足した10桁形式として扱いません。

修正記入の借方と貸方は、整理仕訳を各勘定の行へそのまま記入します。両側に記入がある行では勝手に相殺せず両欄を示し、その結果の整理後残高を損益計算書または貸借対照表の適切な側へ転記します。

最終転記先は勘定の種類で決まる

費用は損益計算書の借方、収益は同じく貸方です。資産は貸借対照表の借方、負債・純資産は貸方です。減価償却累計額や貸倒引当金は、精算表では貸方残高として貸借対照表欄の貸方へ置きます。後で勘定式財表を作るときの資産からの控除表示と混同しないでください。

当期純利益の行は二つの組へ入る

損益計算書欄で収益の貸方合計が費用の借方合計を上回れば純利益です。純利益を小さい借方へ入れて貸借を合わせます。同額を貸借対照表欄では貸方へ入れると、純資産の増加を表せます。

純損失なら反対で、損益計算書欄の貸方、貸借対照表欄の借方へ入れます。この精算表の差額行は、まだ元帳へ行った損益振替仕訳ではありません。表の表示と仕訳の相手科目を混ぜないでください。

四組の合計を別々に点検する

試算表欄の貸借、修正記入欄の貸借、当期純損益を補記した損益計算書欄の貸借、同じく貸借対照表欄の貸借をそれぞれ確認します。四組すべてが同じ金額になるという意味ではありません。

修正欄で相殺前の借貸を省いたり、最終残高を両方の財表欄へ二重に記入したりしないでください。既存残高と修正の両方を参照してから最終欄へ進みます。

例題

同じ行の修正借方・貸方を分ける

整理前の繰越商品20,000円、仕入80,000円。三分法で仕入を用い、期末商品25,000円を残す。他の原価調整なし。

解き方と答え
  1. 仕入行の修正記入は借方20,000、貸方25,000。整理後75,000を損益計算書欄の借方へ。
  2. 繰越商品行の修正記入は借方25,000、貸方20,000。整理後25,000を貸借対照表欄の借方へ。

修正の総額と、最終転記する差引残高は別。

利益と損失で差額行の側が変わる

A社は損益欄の借方120,000・貸方150,000、貸借欄の借方200,000・貸方170,000。B社は損益欄の借方90,000・貸方80,000、貸借欄の借方140,000・貸方150,000。いずれも純損益行を入れる前で、他の未処理なし。

解き方と答え
  1. A社は利益30,000。損益欄借方と貸借欄貸方へ30,000を補記する。
  2. B社は損失10,000。損益欄貸方と貸借欄借方へ10,000を補記する。

どちらも不足側へ差額を置くが、利益か損失かで側が逆になる。

8桁全体を最後まで追う

整理前借方は現金90,000、繰越商品20,000、備品100,000、仕入70,000、給料30,000。貸方は買掛金40,000、累計額20,000、資本金100,000、繰越利益剰余金10,000、売上140,000。貸借各310,000。期末商品25,000、当期償却10,000(間接法)、未払給料5,000を整理し他の調整なし。

解き方と答え
  1. 棚卸の修正は仕入借方20,000・貸方25,000、商品借方25,000・貸方20,000。償却と未払給料の修正各10,000と5,000を加え、修正欄は貸借各60,000。
  2. 損益欄は仕入65,000・給料35,000・償却10,000の借方110,000、売上の貸方140,000。利益30,000を借方へ入れ、貸借各140,000。
  3. 貸借欄は現金90,000・商品25,000・備品100,000で借方215,000。貸方は買掛40,000・累計30,000・資本100,000・繰越利益10,000・未払5,000で185,000。利益30,000を加えて215,000。

試算表310,000、修正60,000、損益140,000、貸借215,000がそれぞれ貸借一致。

間違えやすいところ

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採点と記録にはJavaScriptを使います。配点はこの教材独自のものです。