ホテルの歌声が、忘れられない寂しさを運ぶ。
Liz Damon’s Orient Expressの「Loneliness Remembers」は、Burt BacharachとHal Davidの作品。ホノルルのホテルで活動したグループが、華やかな看板の奥にある、少し切ないポップスへ耳を導いてくれる。
- 発売年
- 1970年
- 国・活動圏
- アメリカ(ハワイ)
- 参照盤の発売国
- アメリカ(ハワイ)
- ジャンルの手がかり
- Hawaiian Pop / Soft Rock
- 参照したレコード
- Try a Little Tenderness / Delilah
- 制作・録音年
- 未確認
1970年LP→1971年Anthemシングル。正式題名Loneliness Remembers (What Happiness Forgets)。アーティスト名Liz Damon’s Orient Express。
一枚目の成功だけで終わらない
ハワイのホテルを拠点にした一行は、歌手Liz Damonと女性コーラス、バックの演奏陣からなるグループだった。代表曲「1900 Yesterday」だけで記憶されがちだが、この曲は二作目『Try a Little Tenderness』のレパートリー。旅先で出会う生演奏の世界と、持ち帰って聴けるポップ・アルバムが地続きだったことを感じさせる。 [1]
アルバムからシングルへ
ディスコグラフィーはDelilah盤を1970年作品とし、Anthemが後に『Volume II』として再発売したと記す。そこからこの曲と「The Quiet Sound」を組み合わせたシングルが出され、チャート資料では1971年11月の発売を確認できる。曲の初出を、全国向けシングルが出た時点だけで考えないための、興味深い例だ。 [1] [2]
題名の後半まで聴いてみる
正式な題名は「Loneliness Remembers (What Happiness Forgets)」。寂しさが覚えているものを、幸福は忘れてしまう、という対比がある。歌を聴くときは、その長い題名が一つのフレーズへ収まる瞬間に耳を寄せたい。同じアルバムにはLaura Nyroの「Time and Love」も収録されている。リゾートの心地よさだけでなく、言葉に陰影のあるソングライター作品を選ぶ一面も見えてくる。 [1]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Steve Mandich:グループのディスコグラフィー ↗
1970年Delilah盤、Anthem再発、シングル両面、選曲
- LesCharts:ディスコグラフィー ↗
Anthemシングル1971年11月
- Hamilton Report 1971年11月15日号 ↗
同時代のLoneliness Remembers掲載
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。