放送スタジオから届く、恋の宣言。
Stephanie Taylorの「I’m Going to Make You Love Me」は、1970年のCBC盤『I Don’t Know Where I Stand』に収録。Joni MitchellやLeonard Cohenの歌とソウルのヒットが、一人の歌手のもとへ集まる。国の放送局の名を持つ盤にも、ジャンルを軽々と渡るポップの冒険が隠れている。
- 発売年
- 1970年
- 国・活動圏
- カナダ
- 参照盤の発売国
- カナダ
- ジャンルの手がかり
- ソウル / ソフト・ロック / ヴォーカル
- 参照したレコード
- I Don’t Know Where I Stand — CBC Radio Canada / LM-84 / LP
- 制作・録音年
- 未確認
テレビの歌手が作ったソロ盤
TaylorはCBCの番組で活動し、The Girlfriends、後のThe Willowsなどのグループでも歌った。カナダの音楽資料館は、本作をCBCのStudio Gで録音、Doug Rileyの編曲と記録する。画面の中で親しまれる声が、一枚のアルバムで自分の表情をまとめる。テレビでの仕事とレコードの作品性は切り離されず、互いの経験を持ち寄っている。 [1] [2]
Long and Winding Roadの次に
本曲の直前にはBeatlesの「The Long and Winding Road」が置かれる。片方は長い道の比喩、もう片方は相手を振り向かせようとする宣言。曲目を眺めるだけでも、歌手が異なる強さの感情をどう渡るかという聴き方ができる。アルバム題にもなったMitchell作品と合わせれば、恋の言葉に確信のある時とない時の両方を、一人の声に探せる。 [1]
宣言の強さを、細部で測る
有名な歌ほど、既知のサビを待っているうちに一曲が終わる。ここでは歌い出しがどのくらいの距離で届くかを聴き、その後で声を支える伴奏へ注意を移したい。強い言葉が柔らかな響きで歌われるのか、声も編曲も同じ方向へ力を向けるのか。前の曲へ戻って比べると、単曲の印象だけでなく、アルバムの中で生まれる歌手の人物像も楽しめる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Museum of Canadian Music — I Don’t Know Where I Stand ↗
1970年CBC LM84、Studio G、Doug Riley、曲順と本人来歴。
- Canadian Pop Music Encyclopedia — T ↗
The Girlfriendsから始まるテレビ・グループ活動。
- Juno — Majik Bus Entertainment再発 ↗
再発と本曲の収録。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。