シンプルな歌を、何人もの声で丁寧に仕立てる。
Laurie Bower Singersの「Simple Song」は、Bobby EdwardsとFred Napoliが書いた歌。1975年のカナダの音楽誌は、アルバム「Back Home Again」からのシングルとして紹介した。大きな物語を背負わせなくても、声を重ねる仕事そのものを楽しめる曲がある。
- 発売年
- 1975年
- 国・活動圏
- カナダ
- 参照盤の発売国
- カナダ
- ジャンルの手がかり
- コーラス・ポップ / イージーリスニング
- 参照したレコード
- Back Home Again / Simple Song — Laurie Bower Singers / Canadian Talent Library・United Artists
- 制作・録音年
- 未確認
採用1975は同時代の発売予告と新譜記事。カナダ百科にはCTL盤1974説があるが現物の年を未確認、notesで保留。Sly曲と別作品。
Simpleという題名にも、作者は二人いる
1975年3月のRPMが、作者名と出版元を記録する。「Just a Little Song」と組む七インチで、こちらの作者はBilly Misener。似た名前の二曲が、別の人の作品として一枚になる。Slyの「Sing a Simple Song」などの有名曲を連想しても、題名の近さだけでカバーと決めないことが、この盤の入り口になる。 [1]
トロントのスタジオで、声を配置する
「Back Home Again」は、RCA Studios, Torontoで録音され、George Semkiwが制作。アルバムの編曲と指揮はBen McPeek、合唱編曲にはBowerも名を連ねる。主役の歌手一人というより、音色をそろえ、言葉の終わりを合わせる集団の仕事が見える。カナダの放送向け音源を支えたCanadian Talent Libraryの盤として残るのも、その背景に似合う。 [2]
歌が終わった所に、もう一度耳を
一つのフレーズの終わりに注目してみよう。複数の声が同時に離れるのか、一つの音だけ長く残るのか。旋律を覚えるのとは別に、声の束がどうほどけるかを聴く楽しみがある。英国のYoung Generationや、ジャズのSingers Unlimitedと並べると、同じ合唱という言葉の中にも違う密度や役割が見つかる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- RPM — 15 March 1975 ↗
同時代の二曲紹介、BobbyEdwards/FredNapoli作者欄。
- Museum of Canadian Music — Back Home Again ↗
原盤画像、制作・録音・合唱編曲のクレジット。
- RPM — 1 February 1975 ↗
アルバムと本曲シングルの近日発売予告。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。