二度呼ぶ名前に、ケベックの声を重ねる。
François Guyの「Chérie chérie」は、1974年のBarclayシングルのB面に残る歌。大きな主張を歌ったロック・グループからソロへ出た作り手の、もう一つの近い距離を聴ける。ケベックの音楽を一つの時代の標語だけで覚えないための一曲だ。
- 発売年
- 1974年
- 国・活動圏
- カナダ
- 参照盤の発売国
- カナダ
- ジャンルの手がかり
- ケベック・ポップ / フランス語ヴォーカル
- 参照したレコード
- À l’aide / Chérie chérie — Barclay / B60297
- 制作・録音年
- 未確認
原LP1973/74差のため、確実な最初の確認盤として1974シングル採用。
シングルとアルバムの両方にある
Museum of Canadian Musicは「À l’aide / Chérie chérie」を1974年の盤として登録する。カナダの専門事典もBarclay B60297を同年に置く。本曲は同名ソロLPにも入り、そのLPの年には1973と1974の資料差がある。ここでは複数資料が一致する1974年のシングルを参照し、録音した年まで同じだと決めつけない。 [1] [2] [3]
歌を書く人が、歌う人を育てる
SOCANの追悼記事は、GuyがLes Sinners、La Révolution Françaiseを経て、1973〜83年に五枚のアルバムを残し、その後は後進の支援にも力を注いだと記す。曲を完成させる喜びを語った本人の言葉も紹介される。名曲を一つ書いて終わるのではなく、別の歌手が舞台へ出る道も支えた。その長い仕事の中に、このB面の歌も置ける。 [4]
声が言葉へ寄る場所
同じ呼びかけが続く題名を、歌は同じ気持ちで繰り返すのだろうか。一回目と次のフレーズの強さ、語尾の置き方を追ってみたい。Michèle Richardへ進めば、同じケベックで英語のヒット曲をフランス語へ迎えた別の声へ。フランス語のポップスを国だけでまとめず、作家と歌手の距離から聴き直す入口になる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Museum of Canadian Music — François Guy ↗
1974年の両面盤。
- Canadian Pop Music Encyclopedia — G ↗
B60297、1974年シングルとソロ活動。
- Discogs — François Guy原LP ↗
本曲収録。検索表示1973/盤販売1974の差がある。
- SOCAN — François Guy追悼 ↗
所属グループ、録音活動と若手支援、本人の言葉。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。