14C号室へ、コーラスでお届けします。
Joe Sherman, His Orchestra and Chorusの「That Certain Party in Apt. 14C」は、1964年にWorld Artistsから出た一曲。匿名めいた「例の人」と具体的な部屋番号が同居する題名が、都会の小さな物語を想像させる。歌手一人の名前ではなく、楽団とコーラスを看板にしたポップの楽しさがある。
- 発売年
- 1964年
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- イージーリスニング / コーラス / ラテン・ポップ
- 参照したレコード
- That Certain Party in Apt. 14C / That Sunday, That Summer — World Artists / 1030 / 7インチ
- 制作・録音年
- 未確認
名義は楽団・コーラスまで含める。
本人が書き、楽団が演奏する
作者はShermanとGeorge David Weiss。裏面「That Sunday, That Summer」も同じ二人の作品で、Cash Boxの発売評はNat Coleのために書いた歌として紹介している。作家の仕事と、自分の楽団で録音する仕事が一枚の両面に並ぶ。誰かに提供した曲の成功だけでは見えない、作り手自身の音の好みを訪ねることができる盤だ。 [1] [2]
評判が次のアルバムを呼ぶ
1964年9月の同誌は、本曲をラテンの弾みを持つ楽団とコーラスの曲として紹介した。さらに10月には、この曲への盛んな放送を受け、曲名を冠した新しいアルバムをShermanが録音すると報じる。一曲の反響が、その後の作品の題名や方向を動かしたことがわかる。現在の同名LPから遡ると、先にラジオを旅したシングルが見えてくる。 [1] [3]
部屋番号から、音の風景を作る
題名から浮かぶ建物を思い描き、まず声と楽器のどちらが景色を動かすかを聴いてみたい。次に低音の歩みや打楽器へ注意を移すと、ゆったりした曲にも踊るための骨格があるかどうかを探せる。裏面へ続ければ、同じ作家コンビが一枚の中でどんな表情を使い分けるかも楽しめる。名曲の作者を、歌を提供する裏方のままにしない聴き方だ。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Cash Box — 1964年9月12日レコード評 ↗
World Artists1030、作者二名、ラテンの編曲、裏面とNat Cole。
- Easy Song — 著作権情報 ↗
George David Weiss、Joe Sherman作者。
- Cash Box — 1964年10月24日 ↗
放送への反響を受けた新LP制作の同時代記事。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。