雨を求める歌を、小さなレーベルから。
Debra Joyceの「Give Me Rain」は、1977年の自主制作アルバムに収められた自作曲。大手の看板を頼りに探していると見逃しそうな一枚が、MIXの中ではちゃんと主役になる。歌い手自身の言葉から始まる、小さな発見だ。
- 発売年
- 1977年
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- Singer-songwriter / Jazz Pop
- 参照したレコード
- Debra Joyce / Fly By Nite JS-2
- 制作・録音年
- 未確認
ミネソタ出身は販売店にも疑問符があるため採用せず。制作・発売国米国のみ。
カバーの間にある自作
同名アルバムには彼女自身が書いた曲とカバーが混在し、「Give Me Rain」も作者Debra Joyceと記されている。「I’m Not the Girl」「Jane You Will Always Be There」「Sneakin’ a Peak」「Fond Memories」も自作。知らない曲が多いことを、単なる無名盤の印にするのはもったいない。そこには、自分でレパートリーを作る歌手の仕事がある。 [1] [2]
ボサの感覚を、SSWの一枚へ
原盤を扱うdessinéeは、この曲をボサの風味を持つナンバーと紹介し、アルバム全体はジャズやR&Bを下地とした作品と評している。ブラジル盤ではなく米国の自主盤であることが、この選曲の面白さだ。リズムの由来だけを探すより、シンガー・ソングライターの曲作りへ、ボサ的な軽さがどう入り込むかを耳で確かめたい。 [2]
B面の始まりから聴く
LPではこの曲がB面の一曲目。A面を聴き終え、盤を裏返したところに、新しい天気を呼び込むような題名が置かれている。まず主旋律と伴奏の動きを分けて追い、次に一緒に聴くと、歌がリズムに乗る瞬間をつかみやすい。MIXの一曲から原盤へ戻り、ほかの自作曲とカバーを交互に聴くと、Joyceが何を自分の歌として選び取ったのかも見えてくる。 [1] [2]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Discogs:原盤の曲別作者 ↗
1977年、Give Me Rainの自作クレジット
- dessinée:所蔵原盤紹介 ↗
米国1977 Fly By Nite JS-2、曲順と内容紹介
- Worthpoint:原盤説明 ↗
自作五曲の一覧
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。