仮面の向こうで、声と弦が入れ替わる。
「Masquerade」を歌うSimpatico Voices and Strings。その名の通り、声と弦を組み合わせたポップの世界だ。英国盤ではアルバムの題名にもなった曲だが、より早い1970年のイタリア盤『Simpatico』にも、同じ曲順で収められている。
- 発売年
- 1970年
- 国・活動圏
- 制作国未確認
- 参照盤の発売国
- イタリア
- ジャンルの手がかり
- Latin Pop / Vocal & Strings
- 参照したレコード
- Simpatico / A&M SLAM 47020
- 制作・録音年
- 未確認
初出盤1970年イタリア。制作国は確証なし、英国盤発売国から推測しない。正式名義Simpatico Voices and Strings。
セルジオ・メンデスから続く曲
この曲はLeonard HaynesとRon Roseの作品で、Sérgio Mendes & Brasil ’66が1969年に発表した歌にさかのぼる。George Bensonで知られる「This Masquerade」とは別曲。題名の似た歌をたどる楽しさもあるが、ここではBrasil ’66につながる旋律を入口にしたい。同じ歌が別の声の集まりへ渡った時、どの要素が残るかを聴き比べてみよう。 [1]
Chuck Andersonの編曲で
A&Mのディスコグラフィーは、英国盤の編曲、指揮、制作をChuck Andersonと記す。同じ盤には「Raindrops Keep Fallin’ on My Head」「Something」「El Condor Pasa」、Roger Nichols作品の「I Can See Only You」などが並ぶ。映画曲、英国ポップ、ラテンのレパートリーを一つの編曲の世界へ置く発想が、アルバムの輪郭を作っている。 [2] [3]
一九七〇年の選曲箱を開く
「Masquerade」はA面五曲目、続くのは「Something」。よく知る曲ばかりを選ぶ一枚でも、その間に知らない歌があると、耳の置き場所が変わる。まず旋律を、その次は声と弦のどちらが前へ出るかを追ってみたい。原曲との比較に加え、アルバムの隣の曲とも比べれば、曲が変わっても残る編曲家の好みを探せる。MIXの一曲が、十一曲の選曲箱への取っ手になる。 [2] [3]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- SecondHandSongs:作品の初出 ↗
Haynes / Rose作品、Sérgio Mendes1969年録音
- On A&M Records:英国盤 ↗
1971年3月、Chuck Andersonの役割
- On A&M Records:イタリア盤 ↗
1970年盤、英国盤と同じ曲順と尺
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。