名前を呼ぶ遊びが、十人分の音楽になる。
The Harlem Children’s Chorusの「Name Game」は、子どもたちが歌うからこそ曲の遊びが前面に出る録音。1968年の同時代評を読むと、かわいい声という印象だけでは捉えられない、アルバムの具体的な企画が見えてくる。
- 発売年
- 1968年
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- キッズ・ソウル / ポップ / コーラス
- 参照したレコード
- Do Their Thing! — Orpheum / 501
- 制作・録音年
- 未確認
八歳から十三歳、十人の歌声
1968年7月27日号Billboardは「Do Their Thing!」を、八歳から十三歳までの十人の子どもが歌うアルバムとして紹介している。名前を変形させる言葉遊びの曲が、子どもの集団のレパートリーに入る。音楽の題材と演じる人の関係が、実に素直に重なる選択だ。一人のスターの歌を合唱に置き換えることで、遊びへ参加する人数そのものが増える。 [1]
ポップ・ヒットと、少し前の歌
同じ評は「A Beautiful Morning」「Simon Says」に加え、「Earth Angel」「To Know Him Is to Love Him」なども挙げる。当時の新しい曲と、それより前のヒットが混ざる選曲だった。さらにOrpheumがアルバムの収益をMayor’s Commission for Youthへ寄付すると報じる。子どもの歌声を商品にするだけでなく、若者の活動へ還元する意図も、発売時のニュースに残っている。 [1] [2]
ソロと集団の境目を探す
聴くときは、誰かが先に言葉を出し、周囲が応じる箇所があるかを探してみよう。短い単語が繰り返される曲では、発音のそろい方だけでなく、声の人数が変わることも表情になる。Jerry Williams版と続けると、同じ言葉遊びが大人のバンドと子どものコーラスでどんな遊び場を作るかを比較できる。曲を知ったあと、自分の名前を当てはめてみるのもこの歌らしい楽しみだ。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Billboard — 1968年7月27日 ↗
十人の年齢、収録曲、収益寄付を報じる発売時の評。
- Discogs — Do Their Thing! ↗
Orpheum盤とName Game曲順。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。