シナモンとクローヴ、声の温度を確かめる。
Jeffery Smithの「Cinnamon and Clove」は、1999年の「Down Here Below」の第七曲。作者欄にはJohnny MandelとAlan、Marilyn Bergmanの名が並ぶ。甘い香りを連想させる題名の先で、一人のジャズ歌手が選んだレパートリーに耳を寄せたい。
- 発売年
- 1999年
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- フランス
- ジャンルの手がかり
- ジャズ・ヴォーカル
- 参照したレコード
- Down Here Below — Verve
- 制作・録音年
- 未確認
配信のInstrumental表記と批評のヴォーカル作品扱いが食い違う。新たな器楽別版と断定しない。
よくある名前だから、盤まで確かめる
Smithの綴りはJeffery。似た名前のギタリストや別の歌手へ検索結果が流れやすいが、この録音はVerveの「Down Here Below」に結びつく。AllMusicは本曲の作者三名と4分19秒の演奏を記録し、アルバムをSmithのヴォーカル作品として評する。一部配信の「Instrumental」という括弧表記だけで歌のない版だと決めず、盤と実演の対応を確かめたい。 [1] [2]
作家の違いを、歌手の選択でつなぐ
この盤にはAbbey Lincolnの「Throw It Away」と表題曲、Thelonious MonkとJon Hendricksの「Ask Me Now」、Thom BellとLinda Creedの「People Make the World Go Round」などが並ぶ。ジャズの作家もソウルの作家も、一枚のヴォーカル作品の中へ入る。AllMusicはアルバム全体でRodney KendrickのピアノとRegina Carterのヴァイオリンにも注目している。 [1]
言葉のない場所にも、歌手がいる
まずフレーズの終わりを追い、そのあと歌の合間に伴奏が作る時間へ耳を向けてみよう。表題の香りから音の印象を先に決めず、実際の声が与える距離を確かめたい。最後に「Throw It Away」へ進み、作者が変わっても残る歌い手の特徴を探す。一つの曲のカバーで知った人を、曲目を横断して覚え直す。ジャズ・ヴォーカル盤を一枚聴く面白さがそこにある。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- AllMusic — Down Here Below ↗
1999年Verve盤の曲目、作者三名、アルバム評。
- Apple Music — Down Here Below ↗
1999年原音源、曲順、配信側Instrumental表記。
- SecondHandSongs — Jeffery Smith ↗
ジャズ歌手Jeffery L.Smithと1999年Verve盤の対応。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。