「私たちの昨日」を、スペインの実験室から。
Alfonso Santistebanの「Nuestro ayer」は、Rafael Ferroとの「Flamenco Pop」に収められた曲。スペインの伝統をポップな制作へ持ち込む現場から、短い器楽の歌が届く。派手な新奇さだけでなく、旋律に記憶を預ける楽しみもある。
- 発売年
- 1969年
- 国・活動圏
- スペイン
- 参照盤の発売国
- スペイン
- ジャンルの手がかり
- フラメンコ・ポップ / 映画音楽 / イージーリスニング
- 参照したレコード
- Flamenco Pop — Alfonso Santisteban / Rafael Ferro / Sintonía
- 制作・録音年
- 1969年
1969年の参照原盤を採用。別名義・別年の同曲録音との同一テイクは未照合。
1969年の「Flamenco Pop」から
再発元Adarceは、「Nuestro ayer」を1969年のSintonía盤「Flamenco Pop」で録音された曲の一つと説明する。SantistebanとFerroの共同作で、「Jugando al toro」「Torremolinos Soul」などと並ぶ。原曲の居場所を知ると、後年の選曲集で単独で聴いた一曲が、当時の制作のまとまりへ戻っていく。 [1]
Moogの棚へも届いた旋律
Adarceの「Spanish Moog」は、Santistebanの異なる作品群から曲を集める。Subterfugeも「Flamenco Pop」を再発し、「Nuestro ayer」を曲目に載せた。復刻の切り口が変わるたび、同じ旋律が映画音楽、スペインのポップス、電子楽器の歴史といった別の棚へ置かれる。レコードのジャンルは、あとから増えていくこともある。 [1] [2]
懐かしさの理由を、音から探す
題名を「私たちの昨日」と読んだら、どの音が時間の距離を感じさせるか考えてみよう。楽器の音色か、旋律の戻り方か、それとも単に自分の連想か。印象と事実を分けながら聴くと、音楽は少し自由になる。同じSantistebanの「The Suitcase」へ進めば、一人の作家を違う編成から追う楽しみも生まれる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Adarce — Spanish Moog ↗
再発レーベルが説明する1969年原盤とRafael Ferroとの制作。
- Subterfuge — Alfonso Santisteban ↗
作品集とNuestro ayerの曲目。
- Subterfuge Shop — Flamenco Pop ↗
発売元の再発曲順。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。