別れの旋律が、歌詞を脱いで歩き出す。
ショパンの練習曲作品10第3番、日本では「別れの曲」として親しまれる旋律。それをシンガーズ・スリーと池野成秋、プレイ8がボサノヴァのアルバムへ迎える。原曲の名を知る人にも、知らずに出会う人にも、旋律の新しい居場所がある。
- 発売年
- 1968年
- 国・活動圏
- 日本
- 参照盤の発売国
- 日本
- ジャンルの手がかり
- ボサノヴァ / スキャット / クラシック翻案
- 参照したレコード
- 乙女の祈り — クラシック・イン・ボサノバ — Victor / SJV343
- 制作・録音年
- 未確認
推奨演者表記シンガーズ・スリー/池野成秋とプレイ8。英語表記Shigeakiではなく本資料の日本語名を優先。
1968年の日本盤にある企画
参照盤は「乙女の祈り〜クラシック・イン・ボサノバ」、Victor SJV343。HMVの現物情報と複数の盤紹介が1968年の作品として扱う。収録曲の対応を示す紹介には、「別れの曲」と「Chopin’s Etude No.10-3」が並ぶ。作品番号は演奏されたクラシック曲を示し、この録音の制作年とは区別したい。 [1] [2] [3]
声が楽器になる編曲
アルバム全体をクラシックのボサノヴァ編曲でまとめ、シンガーズ・スリーのスキャットを配する企画として紹介される。ピアノと編成名のプレイ8、そして三人の声。旋律を独奏の楽器だけに任せず、言葉を持たない声の輪郭にも渡す。原曲の技術的な難しさを競う演奏とは別に、親しい旋律を生活の中へ置き直す発想がある。 [2] [3]
知っている部分から、伴奏へ降りる
一度は旋律を頭の中で歌い、次はその下の拍の動きだけを追ってみたい。何となく知っている曲ほど、リズムが変わった瞬間に耳の思い込みがほどける。David & Dominiqueのジャズへの短い挨拶へ進めば、声と編曲のもう一つの形へ。クラシック、ジャズ、ボサという棚の境目で迷うことそのものを楽しめる一曲だ。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- HMV — SJV343現物情報 ↗
原盤番号、演者、1968年表記。
- むぎ茶 — 乙女の祈り ↗
曲名対応、1968年、企画と編成の紹介。
- Mushroom Records — 和ボッサ2 ↗
1968年アルバム、全編のスキャット・コーラス。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。