宇宙のファンタジーが、母国語で降りてくる。
Svante Thuressonの「Fantasi」は、Earth, Wind & Fireの「Fantasy」をスウェーデン語で歌う一曲。アルバム名は「最新ディスコ・ヒットのスウェーデン語版」。何をする盤なのかをこれほど率直に名乗りながら、作者と演奏者の仕事は実に多彩だ。
- 発売年
- 1978年
- 国・活動圏
- スウェーデン
- 参照盤の発売国
- スウェーデン
- ジャンルの手がかり
- ディスコ / スウェーデン語ソウル
- 参照したレコード
- Svenska versioner av aktuella disco hits — Philips / 6316 119
- 制作・録音年
- 1978年8月、Studio Polyvox
Fantasiがスウェーデン語の正式題。Fantasie表記から修正。1978年は発売年であり録音年も同年。
一九七八年八月、Polyvoxで
1978年のPhilips盤はStudio Polyvoxで同年8月に録音されたと記載する。本曲の作者欄にはMaurice White、Verdine White、Eduardo del Barrioに、スウェーデン語詞のOlle Bergmanが加わる。旋律を借りて歌うだけではなく、新しい言葉を整える人がいる。英語の曲を、日常の言葉で口ずさめる歌へ変える制作だ。 [1] [2]
ベース奏者が、編曲も担う
盤クレジットにはRutger Gunnarssonのベースと編曲、Lasse Wellanderのギター、Malando Gassamaのコンガ、Stefan Nilssonのピアノが並ぶ。Thuresson自身も編曲とプロデュースを担当。単なる翻訳版と呼んでしまう前に、この録音を実際に組み立てた人たちの名前を見ておきたい。同じアルバムがGreaseやBee Geesの曲も取り上げることで、当時のダンス曲の見取り図にもなる。 [1]
意味より先に、母音の色を楽しむ
原曲を知っているなら、覚えている旋律に別の言葉が収まる感触から楽しもう。伸びる母音や言葉の切れ目が変わると、メロディーの同じ音も違う照明で見えてくる。Borisの「Teresa」へ進むなら、今度はブラジルのサンバがスウェーデン語になる。国の名前で音楽を区切るより、翻案した人の仕事をたどる方が、ずっと賑やかな棚ができる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Musicbase — Svenska versioner av aktuella disco hits ↗
1978年8月Polyvox録音、作者、演奏・編曲・制作クレジット。
- Discogs — Svenska versioner av aktuella disco hits ↗
スウェーデン1978年Philips6316119。
- Amazon Music — 原盤配信 ↗
Universal Music ABの1978年原盤情報と曲目。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。