行き先はパラマリボ。案内人は英国の編曲家。
スリナムの首都と同じ名を持つ「Paramaribo」。John Schroederの「Latin Vibrations」に収められた曲で、地名から想像する音と、英国の編曲家がつくるレコードの距離がおもしろい。旅先の実録ではなく、一枚の音楽が運ぶ旅として聴きたい。
- 発売年
- 1971年
- 国・活動圏
- イギリス
- 参照盤の発売国
- イギリス
- ジャンルの手がかり
- ラテン・ジャズ / イージーリスニング
- 参照したレコード
- Latin Vibrations — Polydor
- 制作・録音年
- 未確認
1971年のアルバム年を採用。1972年盤と区別。地名は録音地を意味しない。
1971年のアルバムから
「Latin Vibrations」は1971年の作品として登録され、1972年盤も存在する。「Paramaribo」はB面3曲目。アルバムを並べるときには、盤ごとの年と、その演奏が最初に世に出た年を分けたい。同じ曲が別の年の盤にもあるからこそ、題名だけを見て発売年を決めないことが大切になる。 [1] [2] [3]
歌手の後ろで働く人が、表に出る
Schroederは作曲家、編曲家、プロデューサーとして活動し、Helen Shapiroの「Walkin’ Back to Happiness」やSounds Orchestralの仕事でも知られる。アーティスト名に彼だけが大きく出るレコードは、歌手の後ろに回ることの多い仕事を前景に置く。演奏の一音だけでなく、どの曲を何と組み合わせるかにも作者の姿がある。 [4]
同じ地名から、別の棚へ
このコレクションにはBerry Lipmanの「The Girls from Paramaribo」もある。題名の共通点を出発点にする聴き比べであり、同じ曲と断定するものではない。街の名前を手がかりに二枚を並べ、旋律とリズムが別々の景色をつくる様子を楽しみたい。架空の旅程を組むのも、レコードを選ぶ醍醐味だ。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
ほかの収録先
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Discogs — Latin Vibrations ↗
1971年の原盤情報。
- Discogs — 1972年盤 ↗
1972年盤との区別。
- Deform Müzik — Latin Vibrations ↗
ParamariboのB3収録。
- AllMusic — John Schroeder ↗
作曲・編曲・制作の経歴。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。