DESIGN LINEAGEデザイン表現史RESEARCH EDITION
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作品・制作の例3件を紹介しています。実作品画像0点、参照・関連画像0点。画像の収集は継続中です。

日本の伝統と近現代の印刷物を比べる編集上の主題

グラフィックにおける和様(わよう)

グラフィックにおける和様

時期
本項は1950年代–1990年代の田中一光を中心に
地域
日本/国際的な印刷物の交流

三角と四角から、舞台の顔が見えてくる。

三角や四角だけなのに、人の顔に見える。田中一光(たなか・いっこう)の《日本舞踊》は、日本の舞台の表情を、簡潔な図形で伝えるポスターです。伝統的な題材を、そのまま昔の絵のように描かず、新しい形へ組み直しています。

実作品の画像は、まだ掲載していません。下の出典リンクから作品を確かめられます。参照図や説明図は、実作品の画像とは別に数えます。

作品・制作の例を見比べる。

01

日本舞踊(Nihon Buyo)

ポスター

顔を単純な図形へ置き換えたポスターです。舞台の題材と、現代的な構成がどう結びつくかを見る入口になります。

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作品名(出典表記):日本舞踊(Nihon Buyo)

田中一光(たなか・いっこう) / 1981年 / ポスター

1989年の再印刷個体とは制作年を分けます。

02

第5回産経観世能

ポスター

能の公演を知らせる初期の仕事です。後年の舞踊ポスターと比べ、伝統的な舞台を伝える方法の変化を見ます。

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作品名(出典表記):第5回産経観世能

田中一光(たなか・いっこう) / 1958年 / ポスター

この作品一つで、すべての活動を代表するわけではありません。

03

写楽二百年

ポスター

浮世絵師・写楽に関する企画のポスターです。昔の図像を、現代の印刷物としてどう見直すかを考えます。

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作品名(出典表記):写楽二百年

田中一光(たなか・いっこう) / 1995年 / ポスター

1997年の再制作・再印刷資料と混同せず、1995年の記録を対象とします。

もう少し知る:背景と、つながり

どんな背景で生まれた?

ここでいう「和様」は、一つの団体や、決まった時代の美術運動の名前ではありません。日本の文字、舞台、絵画などが、近現代のグラフィックでどう使われたかを比べるための題名です。日本のデザインすべてに共通する特徴がある、と決めつけないことが大切です。

作品をよく見るための手がかり

色

《日本舞踊》では、明るい色と黒い面が顔の各部分をつくります。「日本らしさ」を特定の色だけで説明しません。

文字

漢字や仮名、欧文が何を伝え、どこに置かれているかを見ます。文字も、顔と同じように画面を構成します。

形・素材

顔を四角や三角に置き換えても、表情が残ります。何を省き、何を残したのかが見どころです。

どこに、どう置く?

人物、文字、空白の大きさを比べます。空白は、情報がない無駄な場所ではなく、見る順番に関わります。

ほかの表現との、つながり

「和風の飾りをつけること」と、伝統を読み直して新しく設計することは同じではありません。能、舞踊、浮世絵という異なる題材を、一つずつ確かめます。

いま、考えてみること

少ない形で、何をどこまで伝えられるでしょう。好きな物を三つの図形だけで表すと、残す特徴を選ぶ難しさがわかります。

調べた資料

  1. 国立アートリサーチセンター アートプラットフォームジャパン/奈良県立美術館 ↗
  2. 国立アートリサーチセンター アートプラットフォームジャパン/奈良県立美術館 ↗
  3. 奈良県立美術館 ↗
  4. DNP(ディー・エヌ・ピー)文化振興財団 ↗

田中一光の3作を通じて考える項目です。「和様」という単一の様式が確立していたと主張せず、日本のグラフィック全体を代表させません。

作品・制作の例3件を紹介しています。実作品画像0点、参照・関連画像0点。画像の収集は継続中です。