DESIGN LINEAGEデザイン表現史RESEARCH EDITION
PRIMARY SOURCES / WORKS

作品・制作の例3件を紹介しています。実作品画像1点、参照・関連画像0点。画像の収集は継続中です。

国立の美術・技術教育機関

ヴフテマス

Vkhutemas

時期
1920–1930年(後継のヴフテイン期を含む)
地域
ロシア/ソビエト連邦・モスクワ

色も、建物も、暮らしの道具も学ぶ。

ヴフテマスは、1920年にモスクワにできた、美術と技術を学ぶ学校です。絵の描き方だけでなく、木や金属、布、建築も扱いました。ひとつの画風や、デザイナー集団の名前ではありません。

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古い本の表紙。手とコンパスの写真に、赤い縦と横の文字、右上がりの黒い文字が重なる。

ヴフテマス建築学部作品集の表紙

エル・リシツキー(表紙) / 1927

文字は、横に読むだけではない。

赤い文字は縦と横、黒い文字はななめに並びます。手と道具の写真も加わり、読む方向と目の動きが変わります。

エル・リシツキー、ヴフテマス建築学部作品集の表紙、1927年。画像:Wikimedia Commons、File:Vkhutemas.jpg、2016年版。

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画像の記録と、利用条件

原作の保護期間満了・平面作品の忠実な複製(PD-Art)

1927年刊行の表紙について、日本・米国の保護期間等に基づく利用。書籍全体や他の写真を一括して自由利用とはしません。

Commonsの2016年版にある、平面作品の忠実な複製という表示に基づきます。旧版のCC BY-SAをこの画像には付けません。

取得したJPEGを変更せず使用。原寸を超えて表示しません。

CC0や美術館からの個別許諾を意味しません。全法域での自由利用を保証するものではありません。

画像の利用条件 ↗

作品・制作の例を見比べる。

01

ヴフテマスの建築

書籍・グラフィック

学校が自分たちの建築の仕事を発信した資料。学校とのつながりが明確な表紙デザイン。

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作品名(出典表記):Architecture of VKhUTEMAS: The Works of the Department of Architecture, 1920–1927(ヴフテマスの建築)表紙

El Lissitzky(エル・リシツキー。表紙)、N. Dokuchaev(N・ドクチャーエフ)、Pavel Novitskii(パーヴェル・ノヴィツキー)(著者) / 1927 / 書籍・グラフィック

02

未来派の催しへの招待状

招待状・ドローイング

学校における新しい芸術活動を伝える、実際に発行された資料。

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作品名(出典表記):Invitation to a Futurist Happening(未来派の催しへの招待状)

Mikhail Tarkhanov(ミハイル・タルハーノフ)に帰属。発行:ヴフテマス / 1921年3月5日 / 招待状・ドローイング

03

レーニン研究所・図書館

建築計画・模型

学生が考えた大きな建築計画を知る例。未建設であり、模型写真が資料として残る。

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作品名(出典表記):Lenin Institute and Library(レーニン研究所・図書館)卒業設計

Ivan Leonidov(イワン・レオニドフ) / 1927 / 建築計画・模型

もう少し知る:背景と、つながり

どんな背景で生まれた?

入学後の基礎課程では、色や構成などを学び、その先で専門分野へ進みました。

産業と教育のために人材を育てるという目的があり、国の政策とも関わっていました。

のちにヴフテインへ改組され、1930年に閉じました。

改組の年は機関資料に1927年と1928年の表記があるため、ここでは一つに断定しません。

よく見るための手がかり

色

決まった配色を探すより、色をどのように学んだかを考えます。赤と黒だけが学校の色ではありません。

文字

《ヴフテマスの建築》の表紙では、文字の向きと手や道具の組み合わせに注目します。

形・素材

図面、模型、写真は別の資料です。模型の写真を、完成した建物の写真と取り違えないようにします。

どこに、どう置く?

同じ学校でも、基礎課程の実験と、専門分野の計画では考える大きさや目的が違います。

ほかの表現との、つながり

バウハウスと共通点や交流はありますが、バウハウスをそのまま写した学校ではありません。両校はそれぞれの土地と制度の中で発展しました。構成主義という運動と、ヴフテマスという学校も分けます。

いま、考えてみること

紙を折った形を、光の向きを変えて見てみましょう。平らな紙から立体をつくる実験は、建築や製品を考える入口になります。

調べた資料

  1. ニューヨーク近代美術館 ↗
  2. ニューヨーク近代美術館 ↗
  3. ゲティ研究所 ↗
  4. ニューヨーク近代美術館 ↗
  5. メトロポリタン美術館 ↗
  6. カナダ建築センター ↗

ここに挙げた作品は、考え方やつくり方の違いを比べるための例です。この分野の全地域・全時代を網羅するものではありません。

作品・制作の例3件を紹介しています。実作品画像1点、参照・関連画像0点。画像の収集は継続中です。