DESIGN LINEAGEデザイン表現史RESEARCH EDITION
PRIMARY SOURCES / WORKS

作品・制作の例3件を紹介しています。実作品画像0点、参照・関連画像0点。画像の収集は継続中です。

民間のデザイン教育機関

新建築工芸学院(しんけんちくこうげいがくいん)

新建築工芸学院

時期
前身1932年/学院への改称1933年5月/1930年代半ばまで
地域
日本・東京、銀座

紙を切り、材料にさわって、形を学ぶ。

紙に穴をあける。材料をさわり比べる。写真を切って組み合わせる。新建築工芸学院は、こうした実験から形を学ぶ、東京の小さな学校でした。建築家の川喜田煉七郎(かわきた・れんしちろう)が中心となり、ものの見方やつくり方を教えました。

実作品の画像は、まだ掲載していません。下の出典リンクから作品を確かめられます。参照図や説明図は、実作品の画像とは別に数えます。

作品・制作の例を見比べる。

01

『構成教育大系』の「穴をあけた紙」

教育資料

一枚の紙に穴をあけ、残った部分と空いた部分の関係を学ぶ教材です。完成品を飾る前に、材料で試す学びを示します。

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作品名(出典表記):『構成教育大系』の「穴をあけた紙」

川喜田煉七郎・武井勝雄(たけい・かつお)(教材の著者)/図版の個別制作者は要確認 / 1934年 / 教育資料

教材の著者と、その中の課題を実際につくった人は同一とは限りません。

02

『構成教育大系』の「コンポジションの練習」

教育資料

形の組み合わせを試す教材です。「構成」という言葉を、手を動かす課題として確かめられます。

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作品名(出典表記):『構成教育大系』の「コンポジションの練習」

川喜田煉七郎・武井勝雄(たけい・かつお)(教材の著者)/図版の個別制作者は要確認 / 1934年 / 教育資料

この作品一つで、すべての活動を代表するわけではありません。

03

「和歌山市に於ける構成教育講習会」の記録

講習会の記録写真

学校の教室だけでなく、講習会を通して学びが伝わったことを示す資料です。

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作品名(出典表記):「和歌山市に於ける構成教育講習会」の記録

講習の関係者/記録写真の撮影者は要確認 / 『建築工芸アイシーオール』1933年3月号掲載 / 講習会の記録写真

写真の掲載年と講習の開催日、撮影者を区別します。

もう少し知る:背景と、つながり

どんな背景で生まれた?

ドイツの学校バウハウスで学んだ水谷武彦(みずたに・たけひこ)や山脇巌(やまわき・いわお)・道子(みちこ)らが教育に関わりました。

見本をそっくり写すだけでなく、材料と手の動きから発見する授業を重視しました。

「構成(こうせい)」とは、形や色、材料を組み合わせて全体をつくることです。

名称と運営は途中で変わっています。

1932年の前身と1933年の改称を分けて読むと、学校が育つ過程がわかります。

作品をよく見るための手がかり

色

色の練習は、同じ色でも隣の色によって違って見えることを探る入口になります。学校を表す決まった配色ではありません。

文字

雑誌や教材の文字は、情報をどう伝えるかという学習と結びつきます。バウハウス風の字体だけで関係を判断しません。

形・素材

《穴をあけた紙》では、紙そのものと切り取った空きの両方が形をつくります。平らな一枚にも、いろいろな試し方があります。

どこに、どう置く?

課題の順序にも注目します。材料、色、写真、立体などを別々に学び、それを生活の場へどう結びつけるかが大切でした。

ほかの表現との、つながり

学校名です。建築の様式名ではありません。「日本のバウハウス」という紹介だけで済ませず、誰が学び、どんな課題を行ったかを比べます。

いま、考えてみること

授業でうまく描けなかった経験も、発見になるでしょうか。完成品だけでなく、試し方や失敗の記録もデザインの歴史を伝えます。

調べた資料

  1. 京都国立近代美術館 ↗
  2. バウハウス・イマジニスタ/京都国立近代美術館展示資料 ↗
  3. 美術教育研究論文(ジェイステージ) ↗

選んだ作品と資料から入るための紹介です。全作家・全時期を網羅するものではありません。

作品・制作の例3件を紹介しています。実作品画像0点、参照・関連画像0点。画像の収集は継続中です。