DESIGN LINEAGEデザイン表現史RESEARCH EDITION
PRIMARY SOURCES / WORKS

作品・制作の例4件を紹介しています。実作品画像1点、参照・関連画像0点。画像の収集は継続中です。

地域を横断するデザインの潮流・呼称

北欧モダン

Scandinavian Modern

時期
1930年代–1960年代を中心に紹介。スカンディナヴィアン・デザインという呼称の国際的な宣伝は1950年代に拡大
地域
北欧。ここではフィンランドとデンマークの家具・建築を紹介

体と暮らしに合う形を探す。

木を曲げた椅子。

体を包む椅子。

人が集まる町役場。

北欧モダンでは、暮らしや体に合う形を、材料とつくり方から考えます。

木だけを使う決まりではなく、プラスチックなど新しい材料も使いました。

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セイナッツァロの町役場と図書館。高いれんがの部分と低い棟の間に、上へ進む階段が見えます。2007年の外観です。

セイナッツァロの町役場

アルヴァ・アアルト(設計)/エルサ・マキニエミ(現場の主任建築家) / 1949–1952(設計・建設、アアルト財団の表記)

外から、形を見てみよう。

セイナッツァロの町役場と図書館。高いれんがの部分と低い棟の間に、上へ進む階段が見えます。2007年の外観です。

セイナッツァロの町役場 / Photo: Zache, CC BY 3.0.

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画像の記録と、利用条件

CC BY 3.0

原建築と写真の権利は別です。この外観写真の掲載を、図面・内部・家具などの自由利用の許可とは扱いません。

写真:CC BY 3.0。出典・撮影者と画像の変更内容を表示して利用します。

縦横の比率を保って縮小しJPEGで保存。切り抜き・色の変更・描き足しはしていません。

建築外観の利用について、日本・米国などの個別の条件を確認しています。全法域で原建築がパブリックドメインという意味ではありません。

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作品・制作の例を見比べる。

01

パイミオ・チェア

家具

薄い木の板を重ねた合板(ごうはん)を曲げ、座る面をつくりました。金属の管を使う椅子とは違う方法で、軽やかな形としなやかさを探った例です。

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作品名(出典表記):Paimio lounge chair, model 41(パイミオ・チェア)

Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト) / 1932 / 家具

02

アームチェア、通称ザ・チェア

家具

背もたれから肘掛けへ続く曲線と、木の継ぎ目が見どころです。ニューヨーク近代美術館所蔵品はオーク材と籐(とう)を使い、木を扱う職人の技を伝えます。

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作品名(出典表記):Armchair(アームチェア、通称ザ・チェア)

Hans Wegner(ハンス・ウェグナー)。製造Johannes Hansen(ヨハネス・ハンセン) / 1949 / 家具

03

エッグ・チェア

家具

卵の殻のような背もたれが、座る人を包みます。ホテルのための設計で、革の表面の内側には成形したプラスチックなどが使われています。

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作品名(出典表記):Egg Armchair(エッグ・チェア)

Arne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)。製造Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン) / 1958 / 家具

04

セイナッツァロの町役場

建築

役場、図書館、店、住まいを、一つの小さな町のようにまとめました。赤いれんがと、中庭へ上がる階段が、人の動きと場所のまとまりをつくります。

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作品名(出典表記):Säynätsalo Town Hall(セイナッツァロの町役場)

Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)。現場の主任建築家はElsa Mäkiniemi(エルサ・マキニエミ)(後のElissa Aalto(エリッサ・アアルト)) / 1949–1952(設計・建設、アアルト財団の表記) / 建築

ことばの意味
構造(こうぞう)
ものを支える部分や、それらの組み合わせ方。
部材(ぶざい)
建物や家具を組み立てる、一つひとつの材料や部品。
もう少し知る:背景と、つながり

どんな背景で生まれた?

北欧のデザインは、職人の仕事と工場の技術を組み合わせて発展しました。

1950年代には展示会や宣伝を通して世界へ広がります。

ただし「北欧らしさ」は、自然から勝手に生まれた一つの形ではありません。

国やつくり手の違いがあり、米国などとの交流もありました。

フィンランドを含む広い「北欧」の意味で、この名前が使われることがあります。

よく見るための手がかり

色

木やれんがの色と、革や塗装の色を分けて見ましょう。白と木目だけに決まっているわけではありません。

文字

家具の名前や宣伝の文字だけで分類はできません。この項目では、書体よりも材料と使い方を中心に見ます。

形・素材

《パイミオ・チェア》の曲げた板と、《エッグ・チェア》の体を包む形を比べましょう。似た丸みでも、材料と組み立て方は違います。

どこに、どう置く?

椅子では体を支える部分と脚、町役場では階段・中庭・部屋の位置を見ます。使う人の動きが、形とどうつながるでしょう。

ほかの表現との、つながり

ミッドセンチュリー・モダンと年代や作品が重なります。北欧モダンは地域のつながりに注目する名前、ミッドセンチュリー・モダンは20世紀半ばの広いデザインを扱う名前です。二つを対立する流行とは考えません。

いま、考えてみること

いまの家具を見るときも、見た目の温かさだけでなく、体をどう支えるか、材料をどうつなぐかを確かめましょう。長く使えるかを考える入口にもなります。

調べた資料

  1. スウェーデン国立美術館 ↗
  2. ニューヨーク近代美術館 ↗
  3. ニューヨーク近代美術館 ↗
  4. メトロポリタン美術館 ↗
  5. アルヴァ・アアルト財団 ↗

北欧全体を4件で代表させません。フィンランド・デンマークの家具と建築に絞った入口です。

作品・制作の例4件を紹介しています。実作品画像1点、参照・関連画像0点。画像の収集は継続中です。