騎手(Horseman)
紙に木炭
馬と人の姿を木炭で描いた作品です。独立後のセネガルで、新しい美術教育を担った画家の造形を知る入口になります。
作品・資料の出典を見る ↗作品・資料の記録を読む
作品名(出典表記):騎手(Horseman)
パパ・イブラ・タル / 1965年 / 紙に木炭
スミソニアン所蔵2008-5-1、65.2×49.2cmの個体。
デザイン表現史RESEARCH EDITION作品・制作の例3件を紹介しています。実作品画像0点、参照・関連画像0点。画像の収集は継続中です。
思想・文化運動と美術の関係を考える主題
Négritude と視覚文化
自分たちの文化を、他人の物差しだけで評価されてよいのでしょうか。ネグリチュードは、植民地支配や人種差別に対して、黒人の文化や経験の価値を自分たちで語ろうとした運動です。まず詩や言葉の運動として育ち、美術や文化政策にも関わりました。
実作品の画像は、まだ掲載していません。下の出典リンクから作品を確かめられます。参照図や説明図は、実作品の画像とは別に数えます。
紙に木炭
馬と人の姿を木炭で描いた作品です。独立後のセネガルで、新しい美術教育を担った画家の造形を知る入口になります。
作品・資料の出典を見る ↗作品名(出典表記):騎手(Horseman)
パパ・イブラ・タル / 1965年 / 紙に木炭
スミソニアン所蔵2008-5-1、65.2×49.2cmの個体。
綿・羊毛などのタペストリー
絵の図案が大きな織物となり、外交の贈り物にもなった例です。文化が国外へ伝わる仕組みも考えられます。
作品・資料の出典を見る ↗作品名(出典表記):魔法の手をもつ詩人(Poete aux Mains Magiques)
パパ・イブラ・タル(図案)/タバール兄弟姉妹工房(織り) / 1969年 / 綿・羊毛などのタペストリー
1964年の委嘱、1969年頃の贈呈と作品の年を区別。所蔵番号84-7-1。
綿の縦糸・羊毛の横糸など
人物と星を織物に広げた作品です。思想を、そのまま文字で説明するのではない表し方として考えます。
作品・資料の出典を見る ↗作品名(出典表記):星をまく人(La semeuse d’étoiles)第5/8版
パパ・イブラ・タル / 1970年代初め / 綿の縦糸・羊毛の横糸など
メトロポリタン美術館2025.119、261×263cm。別の版と混同しません。
エメ・セゼール、レオポルド・セダール・サンゴール、レオン=ゴントラン・ダマスらが重要な役割を担いました。
セネガルでは、独立後の美術教育や、1966年にダカールで開かれた世界黒人芸術祭とも結びつきます。
ただし、アフリカの作家全員が同じ考え方を共有したわけではありません。
パパ・イブラ・タルの織物では、線と色が人物の周囲へ広がります。これをアフリカ全体の共通配色とは考えません。
詩の言葉と、美術の題名を並べて読むと、文化を自分で語ることへの関心が見えます。共通の書体はありません。
《騎手》では、人と馬の姿をどう組み合わせるかを見ます。写実的に描くことだけが、文化を表す方法ではありません。
大きな織物は、糸を織る人々との共同の仕事でもあります。下絵の作者と、織った工房を分けて確かめます。
ネグリチュードは、一つの美術様式の名前ではありません。ダカール派という美術の流れとも関わりますが、思想、教育制度、個々の作品を同じものにしません。
自分の文化を大切にするとき、誰の声を代表しているのでしょうか。一人の作品から地域全体を決めつけないことも、作品を見る大切な姿勢です。
セネガルのパパ・イブラ・タルの3作品から入る構成です。アフリカやカリブの美術全体、また思想への批判や異論を網羅しません。
作品・制作の例3件を紹介しています。実作品画像0点、参照・関連画像0点。画像の収集は継続中です。