DESIGN LINEAGEデザイン表現史RESEARCH EDITION
PRIMARY SOURCES / WORKS

作品・制作の例3件を紹介しています。実作品画像1点、参照・関連画像0点。画像の収集は継続中です。

20世紀半ばの建築・生活用品をまとめる広い呼称

ミッドセンチュリー・モダン

Mid-century Modern

時期
主に1940年代–1960年代の作品を紹介。共通の創立年・終了年は設けない
地域
国際的な広がり。ここでは米国の家具・住宅に焦点

新しい材料で、暮らしを考える。

20世紀のまん中ごろ、家や家具の形が変わりました。

木の板を曲げたり、プラスチックを型でつくったりして、新しい暮らし方を試したのです。

ミッドセンチュリー・モダンは、そうした時代のデザインを広く見る名前です。

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木々の間から見えるイームズ邸。黒い枠が壁や窓を四角く区切り、青や白の面が見えます。2014年の外観写真で、家の内部は見えません。

イームズ邸/Case Study House No. 8

チャールズ&レイ・イームズ(設計) / 1949(入居は12月24日)

外から、形を見てみよう。

木々の間から見えるイームズ邸。黒い枠が壁や窓を四角く区切り、青や白の面が見えます。2014年の外観写真で、家の内部は見えません。

イームズ邸/Case Study House No. 8 / Photo: Gunnar Klack, CC BY-SA 4.0.

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画像の記録と、利用条件

CC BY-SA 4.0

原建築と写真の権利は別です。この外観写真の掲載を、図面・内部・家具などの自由利用の許可とは扱いません。

写真:CC BY-SA 4.0。出典・撮影者と画像の変更内容を表示して利用します。

縦横の比率を保って縮小しJPEGで保存。切り抜き・色の変更・描き足しはしていません。

建築外観の利用について、日本・米国などの個別の条件を確認しています。全法域で原建築がパブリックドメインという意味ではありません。

画像の利用条件 ↗

作品・制作の例を見比べる。

01

イームズ邸/Case Study House No. 8

住宅・仕事場

工場で用意できる部材を使い、住まいと仕事場をつくりました。四角く分かれた壁や窓と、周囲の木々の組み合わせから、工業製品と暮らしの関係を考えられます。

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作品名(出典表記):Eames House(イームズ邸/Case Study House No. 8)

Charles Eames、Ray Eames(チャールズ&レイ・イームズ) / 1949(入居は12月24日) / 住宅・仕事場

02

ラウンジチェア&オットマン

家具

曲げた合板の殻と、柔らかなクッションを組み合わせました。足を載せる台と一緒に、体を休める姿勢を考えた家具です。

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作品名(出典表記):Lounge Chair and Ottoman(ラウンジチェア&オットマン)

Charles Eames、Ray Eames(チャールズ&レイ・イームズ)。製造Herman Miller(ハーマンミラー) / 1956 / 家具

03

ペデスタル・チェア

家具

座面の下を一本の支えにまとめた椅子です。ガラス繊維を使った樹脂の座面と金属の脚を組み合わせ、ひと続きに見える形をつくります。

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作品名(出典表記):Pedestal Chair(ペデスタル・チェア)

Eero Saarinen(エーロ・サーリネン)。製造Knoll Associates(ノール・アソシエイツ) / 1960年頃(クリーヴランド美術館所蔵個体) / 家具

ことばの意味
構造(こうぞう)
ものを支える部分や、それらの組み合わせ方。
部材(ぶざい)
建物や家具を組み立てる、一つひとつの材料や部品。
合板(ごうはん)
薄い木の板を重ねて、接着剤ではり合わせた材料。
もう少し知る:背景と、つながり

どんな背景で生まれた?

第二次世界大戦後、米国では住まいや生活用品への需要が大きくなりました。

カリフォルニアでは、屋外とつながる暮らしや、新しい材料を使う家具が注目されます。

ただし、すべてが安い大量生産品だったわけではありません。

イームズのラウンジチェアのように、ゆったり休むための高級な家具もあります。

よく見るための手がかり

色

木や革の色と、塗装された面の色を比べます。鮮やかな色があることだけで、この時代の作品とは決まりません。

文字

この呼び名に共通する書体はありません。家具・建築・広告は、それぞれ別の資料で確かめます。

形・素材

曲げた木の板、体に沿う殻のような座面、一本の支えにまとまる脚。形がどうつくられ、どこに力がかかるかを見ましょう。

どこに、どう置く?

イームズ邸では、四角く区切った外壁と、周りに残された木を一緒に見ます。家の中だけでなく、庭との関係も設計の一部です。

ほかの表現との、つながり

北欧モダンと人や技術の交流があります。また、バウハウスの時代より後に展開した作品が中心ですが、単純にバウハウスの形をまねた流行ではありません。地域と用途ごとに違う答えが生まれました。

いま、考えてみること

昔の形がいまも人気でも、現在つくられた復刻品(ふっこくひん。昔の設計をもとにつくり直した品)と、当時つくられた品は別です。設計年と製造年を分けて読んでみましょう。

調べた資料

  1. ロサンゼルス郡立美術館 ↗
  2. イームズ財団 ↗
  3. ニューヨーク近代美術館 ↗
  4. クリーヴランド美術館 ↗

米国の住宅・家具3例に絞った入口で、同時代の世界のデザイン全体を示す選定ではありません。

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