DESIGN LINEAGEデザイン表現史RESEARCH EDITION
PRIMARY SOURCES / WORKS

本文試作・代表作の個別監査中 / 画像未収録 · 2026-10-31

Googleが公開するデザインシステム(初期M1を中心に)

マテリアル・デザイン

Material Design

年代
2014年発表/本稿は初期M1資料を中心に扱う
地域
米国のGoogle発、複数プラットフォームへ展開

押したら動く。その動きで、伝える。

スマートフォンの画面で、ボタンを押すと、別の画面が開きます。

どこを押したか、何が変わったかが分かると、次の操作もしやすくなります。

マテリアル・デザインは、Googleが考えた、こうした画面づくりの決まりです。

色や文字だけでなく、影や、画面が切り替わるときの動きも使います。

作品から、もっと知る。

作品の知名度や画像の入手しやすさだけで選びません。紹介したい作品と、調べて分かったことをまとめました。画像を載せられるかどうかは、別に確かめています。画像の利用許諾を確認できていないものは掲載していません。

M1の空間の考え方、部品の操作、2015年の製品での採用、2022年の後継版という4つの役割を分けました。最後のGmailは、初期M1の代表ではありません。版による変化を見るための比較例です。実画像や操作の動画はまだ取得していません。動きや細部を実際に見て評価する作業も、完了していません。

01

M1 — Elevation and shadows:面の高さと影

影で、手前と奥を伝える。

画面の中の面が、どちらが手前にあるかを、影で知らせます。

重なり方や、操作したときの変化も、使う人への手がかりになります。

作品の所蔵元・解説ページで見る ↗
原作品:著作物・製品画面の個別の再利用条件を要確認 / 複製:当該図版・スクリーンショットの再利用条件は未確定
商用利用:未確認・画像掲載不可 / 画像採用:未採用
作品の記録と、詳しい説明

設計指針・空間モデル

面が手前か奥かを、影で伝えるための具体的な指針です。重なりや操作中の変化を見ると、飾りを減らすだけのフラットデザインとの違いがわかります。

基準となる高さと、入力に応じて変わる高さを区別します。保存された文書の図を、2014年の発表当日の図と断定しません。公式の図版は、まだ取得できていません。

02

作品の内容を説明する見出し

画面の主な操作をする丸いボタン

原題:M1 — Floating action button:主要操作の部品

主な操作を、丸いボタンに。

その画面の主な操作をするための、丸いボタンです。

丸い飾りを置くのではなく、何ができるボタンかを考えて使います。

作品の所蔵元・解説ページで見る ↗
原作品:著作物・製品画面の個別の再利用条件を要確認 / 複製:当該図版・スクリーンショットの再利用条件は未確定
商用利用:未確認・画像掲載不可 / 画像採用:未採用
作品の記録と、詳しい説明

コンポーネント・操作の優先順位

丸いアイコンボタンを、主な操作と結びつける例です。形だけでなく、その部品が画面の中で何をするかも設計しています。

M1は通常、一つの画面に一個を勧めています。ただし、同じくらい重要な操作がある場合の例外も示しています。すべての画面に必須の部品ではありません。掲載例の実際の画像と動作は未確認です。

03

作品の内容を説明する見出し

作成する操作や、指でふれたときの反応を変えたアプリの例

原題:Hangouts 4.0 for Android — 2015年の更新

新しくつくる操作を、分かりやすく。

2015年に変わったHangoutsの例です。

新しく内容をつくる操作や、指でふれたときの反応、作業の切り替わりを見ます。

作品の所蔵元・解説ページで見る ↗
原作品:著作物・製品画面の個別の再利用条件を要確認 / 複製:当該図版・スクリーンショットの再利用条件は未確定
商用利用:未確認・画像掲載不可 / 画像採用:未採用
作品の記録と、詳しい説明

アプリ・初期Materialの適用例

公式発表が、Materialを採用したと明記する製品例です。新しいCompose(作成)操作、タッチしたときの反応、作業間の切り替えを見ます。一つの部品と、アプリ全体の関係を考えます。

4.0はHangoutsアプリの版で、Android OSの版ではありません。確認したのは、本文に書かれた設計の説明です。実際に画面を操作したり、アニメーションを見たりして評価したものではありません。

04

作品の内容を説明する見出し

メール、チャット、会議を切り替えるアプリの例

原題:Gmail — Material Design 3による統合ビュー

メール、チャット、会議を切り替える。

後の版であるMaterial Design 3を使ったGmailの例です。

同じ名前の決まりでも、初めの版から使い方や形が変わっています。

作品の所蔵元・解説ページで見る ↗
原作品:著作物・製品画面の個別の再利用条件を要確認 / 複製:当該図版・スクリーンショットの再利用条件は未確定
商用利用:未確認・画像掲載不可 / 画像採用:未採用
作品の記録と、詳しい説明

アプリ・デザインシステムの改訂

後に登場したMaterial 3を採用した例です。メール、チャット、会議などを切り替える情報のまとめ方を比べます。初期のM1の形を、そのまま固定して引き継ぐわけではないとわかります。

2014年の初版ではなく、2022年に実装された例です。現在のGmailの仕様や、提供されている状態を示すものではありません。図版の再利用の許可と、実際の画像の確認は未完了です。

もう少し知る:時代や、つくり方の話

どんな時代に、何をつくった?

画面のどこを押せるのか、押すと何が変わるのか。Material Design(マテリアル・デザイン)は、それを伝えるための設計の仕組みです。色や影だけでなく、面の重なり、文字の目立たせ方、操作への反応、画面の切り替わりを結び付けます。丸いボタンを置くだけでは、その仕組みは伝わりません。

Googleは2014年6月25日のI/Oで、さまざまな端末に共通して使う最初の指針を、プレビュー(正式公開前に紹介する版)として発表しました。Android Lのプレビューに取り入れたことや、Webへの展開も紹介されています。後に更新されたM1アーカイブ(初期版の資料集)の図が、すべて発表当日の画面を示しているわけではありません。

以下は観察のための問いです。すべての作品に共通する固定ルールや、未取得画像の実見結果ではありません。

COLOR

色と、使った材料

決まった一つの配色を探すのではなく、アプリの色が、情報の重要さをどう伝えるかを考えます。2014年の発表でも、アプリ独自の色の組合せを使える仕組みとして説明されています。

TYPE

文字をどう見せる?

文字の大きさ、間隔、置き方が、読む順番をどう作るかを見ます。特定の書体を使っているだけで、Material Designだとは決められません。

FORM

どんな形で、どうつくる?

面の前後関係と、操作するための部品の形を、一緒に見ます。FAB(Floating Action Button)は、画面の主な操作を担う円形のボタンです。どの画面にも必ず置く飾りではありません。

COMPOSITION

どこに、どう置く?

重なった面が何を覆うか、入力にどう反応するかを観察します。画面の切り替え前後で、位置の関係がどう保たれるかも見ましょう。止まった画像だけでは、動きの説明はできません。

COMPARE

似ているところ、違うところ。

Flat design(フラットデザイン)は、表現の傾向を指す呼び名です。一方、Material Designは、名前の付いた設計の仕組みです。どちらも簡潔な図形を使いますが、Material Designは奥行き・影・動きをはっきり使います。「紙」をたとえにしていても、本物の紙の手触りまで画面に描き込むという意味ではありません。

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READ TODAY

現代作品を読むための比較視点

2022年のGmail公式発表には、Material Design 3を取り入れたことが明記されています。初期のM1と後の版を比べると、名前は続いても、決まりや製品の組み立て方が変わると分かります。ここで紹介するM1の数値や影のルールを、2022年版や現在の全製品に、そのまま当てはめないようにします。

このページを書くときに使った資料です。作品の説明、画像を入手できたかどうか、画像を使う条件は、それぞれ別に確かめています。検索結果で読んだ情報と、元のページを開いて確かめた情報も、調査の記録で分けています。

  1. マテリアル・デザインの最初の指針を紹介した発表 — Google
  2. 面・光・動きを使う、初期マテリアル・デザインの説明 — Google
  3. 画面の面の高さや、動きを影で伝える方法 — Google
  4. 画面の主な操作をする、丸いボタンの使い方 — Google
  5. 2015年のHangoutsの操作や画面の更新について — Google
  6. 2022年のGmailとマテリアル・デザイン3について — Google

この項目の収録実画像:0点(図鑑全体:28点)。参照・関連実作品はこの項目0点(図鑑全体2点)。代表作品画像セットの数には含めません。