DESIGN LINEAGEデザイン表現史RESEARCH EDITION
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作品・制作の例3件を紹介しています。実作品画像0点、参照・関連画像0点。画像の収集は継続中です。

Art Nouveauの地域的な呼称・展開(独立した別運動として数えない)

ユーゲントシュティール

Jugendstil

時期
19世紀末から20世紀初めを中心に扱う。1896年は雑誌の創刊年で、様式全体の発明年ではない
地域
ここではドイツ、とくにミュンヘンとダルムシュタットの例を扱う

雑誌から、建物や暮らしへ。

ユーゲントシュティールは、アール・ヌーヴォーのドイツでの呼び名です。

名前のもとになったのは、1896年に始まった雑誌『ユーゲント』。

新しい形を、絵や印刷物だけでなく、建物や暮らしの道具にも広げようとしました。

別の流行がもう一つ生まれた、と数えるのではなく、地域ごとのつながりを見てみましょう。

実作品の画像は、まだ掲載していません。下の出典リンクから作品を確かめられます。参照図や説明図は、実作品の画像とは別に数えます。

作品・制作の例を見比べる。

01

Der Kuss/接吻

版画

からみ合う髪を曲線の模様として表し、人物の輪郭と平面性を一緒に見られる例。

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作品名(出典表記):The Kiss(Der Kuss/接吻)

Peter Behrens(ペーター・ベーレンス) / 1898 / 版画

02

トロポンの広告ポスター

ポスター

ベルギーの作家がドイツ企業の広告をつくった例です。曲線を使う新しい表現が、国境をこえて広がったことがわかります。

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作品名(出典表記):Poster advertising Tropon

Henri van de Velde(アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデ) / 1898 / ポスター

03

エルンスト・ルートヴィヒ館

建築

芸術家が使う建物にも、新しい形が広がった例です。版画と建築を比べると、活動の幅が見えてきます。

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作品名(出典表記):Ernst Ludwig-Haus

Joseph Maria Olbrich(ヨーゼフ・マリア・オルブリヒ)(建築) / 1901 / 建築

ことばの意味
創刊(そうかん)
雑誌や新聞の最初の号を出すこと。
工芸(こうげい)
器や家具など、暮らしに使うものを、材料や形を工夫してつくること。
輪郭(りんかく)
ものの外側を囲む線。
もう少し知る:背景と、つながり

どんな背景で生まれた?

名前は、ミュンヘンで1896年に創刊された雑誌『ユーゲント』に由来します。

雑誌は新しい表現を紹介する場で、展示会や工房も活動を支えました。

一方、ダルムシュタットでは1899年に芸術家村がつくられ、1901年の展覧会で建築や工芸が紹介されました。

雑誌、芸術家村、個々の建物の年は、それぞれ別に覚えます。

よく見るための手がかり

色

決まった色の組み合わせはありません。印刷の色と、建物や工芸の材料の色を分けて見ます。

文字

共通の書体一つで判断せず、作品名や文字と図が置かれた場所を確かめます。

形・素材

《接吻》では、からみ合う髪が曲線の模様になります。人物を細かく写すより、輪郭と平たい形が強く感じられる例です。

どこに、どう置く?

一つの模様だけで判定せず、画面全体や建物全体で形がどう組み合わされるかを見ます。これは観察の手順であり、全作品共通の規則ではありません。

ほかの表現との、つながり

アール・ヌーヴォーは国境をこえた広い呼び名、ユーゲントシュティールはここで扱うドイツでの展開です。

ウィーン分離派は、作品を展示・発表した芸術家の団体。

人や表現のつながりはあっても、この三つを同じ種類の名前として並べたり、互いに無関係な流行として数えたりしません。

いま、考えてみること

本の表紙や包装を見て、文字と絵の曲線がつながっている場所を探してみましょう。飾りが読みやすさや印象をどう変えるかを比べます。

調べた資料

  1. ヴィクトリア&アルバート博物館 ↗
  2. モノの博物館 ↗
  3. ダルムシュタット市 ↗
  4. ダルムシュタット市 ↗
  5. ネルソン=アトキンス美術館 ↗

ドイツでの版画・建築に、国をまたぐ広告の比較例を加えました。地域全体の工芸や出版の多様さを、この3件だけで網羅するものではありません。

作品・制作の例3件を紹介しています。実作品画像0点、参照・関連画像0点。画像の収集は継続中です。