DESIGN LINEAGEデザイン表現史RESEARCH EDITION
PRIMARY SOURCES / WORKS

本文試作・代表作の個別監査中 / 画像未収録 · 2026-10-30

文字を造形要素として扱う近現代美術の動向

フルーフィーヤ

Hurufiyya

年代
20世紀半ばの形成に関する根拠と1968・1986・2010年の作品例。単一集団の創始年や統一した終期は設定しない。
地域
イラクの形成文脈、シリアとカタールの展開例を確認。これを地域全体の網羅とはせず、国・移動経路を個別に確認する。

文字を読む。その前に、形を見てみる。

言葉を伝える文字を、絵の形として使ったらどうなるでしょう。

フルフィーヤでは、アラビア文字の形や動きを使って、作品をつくりました。

アラビア文字は、アラビア語などを書くときに使う文字です。

作家によって取り組み方は違い、いくつもの地域で広がりました。

作品から、もっと知る。

作品の知名度や画像の入手しやすさだけで選びません。紹介したい作品と、調べて分かったことをまとめました。画像を載せられるかどうかは、別に確かめています。画像の利用許諾を確認できていないものは掲載していません。

Umarの1986年作、Wafikaの2010年作、Hammadの1968年作という3候補です。運動の始まりに女性が果たした役割や、地域・時期の違いを比べます。ただし、すべて平面作品です。初期の活動、あらゆる表現方法や地域をカバーしてはいません。一つの独立した集団に共通する様式とは扱わず、文字があるというだけで作品を追加することもしません。

01

作品の内容を説明する見出し

アラビア文字の一つを取り上げた作品

原題:Untitled (The Letter Ein)

一つの文字を、絵の形として考える。

アラビア文字の一つを取り上げた作品です。

文字を読んで意味を知るだけでなく、その形や動きで絵をつくる例です。

作品の所蔵元・解説ページで見る ↗
原作品:未確認 / 複製:Courtesyは商用許諾とみなさない
商用利用:未確認・掲載不可 / 画像採用:未採用
作品の記録と、詳しい説明

文字を絵画の抽象形へ

QMは、文字それぞれの動きや性格を、抽象的なデザインへ広げるウマル(Umar)の実験を、運動の始まりと結びつけています。その具体例として本作を紹介しています。読むための文字が、画面をつくる形に変わるところに注目します。

1949年の最初の個展に出た作品と同じものではありません。別作品《Untitled》(1966年)の大きさや年を混ぜません。

画像を載せる前に、確かめたいこと
  • 1986年の板に油彩75×85cmの個体を確認する。
  • 1949年の展覧会と声明、1966年の別作品と本作を区別する。
  • 原作品と複製画像の利用条件を別々に確認する。
02

作品の内容を説明する見出し

文字を絵のように使う作家の作品

原題:Hurufiyya

文字で絵をつくる仕事を知る。

この作家は、文字を絵のように使う仕事をしました。

美術館は、その仕事を紹介する中で、この作品を取り上げています。

カタールでの、後の時代の広がりを知る手がかりです。

作品の所蔵元・解説ページで見る ↗
原作品:未確認 / 複製:未確認
商用利用:未確認・掲載不可 / 画像採用:未採用
作品の記録と、詳しい説明

湾岸での後年の展開・文字と装飾の重なり

Mathafは、この作家の文字作品を、絵のように描かれた文字と、飾りや抽象的な形が重なるものと説明しています。そのうえで、所蔵作品《Hurufiyya》を紹介しています。初期のイラクだけに限らず、後のカタールでの展開も確かめる候補です。

作家全般の説明に歌詞やコーランが登場しても、この作品に実際に書かれた言葉とは断定しません。別作品《The harmony of letters and nature》も2010年ですが、大きさも対象作品も異なります。金色を使うのは作家個人の傾向で、運動全体の決まりではありません。

画像を載せる前に、確かめたいこと
  • 2010年の木製パネル上のミクストメディア120×120cmを、同年のThe harmony of letters and nature(70×100.5cm)と区別する。
  • 本作に記された文言と個別の色・形を確認し、作家全般の解説から推定しない。
  • 原作品と複製画像の商用条件を別々に確認する。
03

作品の内容を説明する見出し

アラビア文字の一つを題名にした作品

原題:Letter Dad

文字から、絵をつくる。

アラビア文字の一つ、ダードを題名にした作品です。

シリアで、文字を絵に取り入れる仕事を考える候補です。

ほかの地域の作家と、取り組み方を比べます。

作品の所蔵元・解説ページで見る ↗
原作品:未確認 / 複製:未確認
商用利用:未確認・掲載不可 / 画像採用:未採用
作品の記録と、詳しい説明

シリアでの文字を主題にした抽象絵画

Mathafが1964年以降の「Hurufiyya期」と説明する活動の中から、文字Dadを題名にした所蔵作品を選んでいます。イラクや湾岸地域の作品と比べて、シリアで文字を絵画へ取り入れる展開を見ます。

作者の所属だけでなく、文字を題材にした実際の作品と、活動した時期を照合しています。ただし、画像を実際に見ていないため、詳しい色、筆の跡、読める文章は断定しません。1968年の別作品《Rythme bleu - mauve en 5 temps》は横長の油絵で、本作とは異なります。

画像を載せる前に、確かめたいこと
  • Letter Dad(1968、アクリル、58×58cm)と同年別作Rythme bleu-mauve en 5 temps(油彩、58×176cm)を区別する。
  • 作品名と描かれた字形・語句の関係は個別画像と解説で確認する。
  • 原作と写真・複製画像の商用条件を別々に確認する。
もう少し知る:時代や、つくり方の話

どんな時代に、何をつくった?

フルフィーヤは、アラビア文字を、読んで意味を知る記号としてだけでなく、絵画などをつくる形として探る近現代美術の動きです。Mathafは、訓練を重ねる伝統的な書とは分けて説明しています。文字が使われているだけで、すべてフルフィーヤとは決められません。作家や作品とこの動きを結ぶ、当事者や機関の資料を確かめます。

Qatar Museumsは、20世紀半ばのイラクでこの動きが形づくられる中に、Madiha UmarとJamil Hamoudiを位置づけています。Umarが1949年にワシントンで開いた展覧会と声明も記録しています。女性作家の実験も歴史の中心に置き、男性一人が始めたという説明にはしません。MathafはHammadの活動をいくつかの時期に分けています。同じ作家でも、全作品を一つの分類にまとめないようにします。

以下は観察のための問いです。すべての作品に共通する固定ルールや、未取得画像の実見結果ではありません。

COLOR

色と、使った材料

共通の配色は決めません。作品名や、まだ実際に見ていない画像から、色の決まりを推測しないようにします。

TYPE

文字をどう見せる?

伝統的な書の書体や技法と、文字を変形して配置する実験を分けて見ます。具体的な書体名は、まだ確認できていません。アラビア文字があるだけでは、フルフィーヤに含める根拠になりません。

FORM

どんな形で、どうつくる?

機関の解説から、Umarの文字の動きや性格、Wafikaの絵画的な文字と装飾、Hammadの文字を主題にした活動を比べます。ただし、個々の文字の形、筆の跡、色はまだ実際の画像で確認していません。細かな見た目は断定しません。

COMPOSITION

どこに、どう置く?

文字を読んで意味を知ることと、文字を形として見ることは、どうつながるでしょう。作家が宗教、詩、歌詞に関心を持っていても、それだけで、ここに選んだ作品の言葉や配置はわかりません。作品ごとの確認が必要です。

COMPARE

似ているところ、違うところ。

伝統的な書、文字を使う近現代美術、フルフィーヤに位置づけられる作品は、重なることがあっても同じ意味ではありません。地域、世代、作家の活動時期の違いを残して考えます。British Museumの文字作品には個別の情報がありますが、この動きとの関係はまだ未確認です。現段階では、比較調査の候補としています。

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READ TODAY

現代と比べる(具体的な影響は未確認)

今の表現と比べるときは、文字が言葉の情報と目に見える形の両方として働く点が手掛かりになります。特定の現代デザインへの影響や、あらゆる文字表現へ続くつながりは、まだ確認できていません。

このページを書くときに使った資料です。作品の説明、画像を入手できたかどうか、画像を使う条件は、それぞれ別に確かめています。検索結果で読んだ情報と、元のページを開いて確かめた情報も、調査の記録で分けています。

  1. 文字を形として使う美術と、伝統的な書の違い — Mathaf: Arab Museum of Modern Art
  2. 文字を絵に取り入れた作家ウマルの活動と作品 — Qatar Museums / Mathaf
  3. 文字を題材にしたHammadの活動時期と作品 — Mathaf
  4. 作家の文字表現と、作品《Hurufiyya》について — Mathaf

この項目の収録実画像:0点(図鑑全体:28点)。参照・関連実作品はこの項目0点(図鑑全体2点)。代表作品画像セットの数には含めません。