カリフォルニアの歌が、もう一つの海を渡る。
Mona Richardsonの「California Soul」は、1977年の「Try It, You’ll Like It」に収められたカバー。題名は米国の地名を掲げるが、参照するレコードはシンガポール盤だ。音楽の風景は、曲の舞台と歌手の出身と発売地が一つに重なるとは限らない。
- 発売年
- 1977年
- 国・活動圏
- アメリカ出身 / シンガポール盤
- 参照盤の発売国
- シンガポール
- ジャンルの手がかり
- ソウル / ポップ・カバー
- 参照したレコード
- Try It, You’ll Like It — Philips / 6455501
- 制作・録音年
- 未確認
具体的録音地未確認。
Philipsの番号から、歌へ戻る
SecondHandSongsはRichardsonの本曲を1977年の演奏として登録する。HMVの原盤情報も「Try It, You’ll Like It」の収録を確認でき、Diskunionの現物目録はPhilips6455501をSingapore originalと記す。地名をそのまま録音地へ置き換えず、まず誰のどの盤かを特定することで、このカバーの具体的な居場所が見えてくる。 [1] [2] [3]
同じ盤で、ソウルのレパートリーが並ぶ
アルバムの曲目には「Ain’t Nothing Like the Real Thing」「Don’t Leave Me This Way」などもある。ヒット曲の寄せ集めという言葉だけでは、その歌手が何を得意とし、聴き手へ何を届けようとしたかはわからない。既にほかの声で知っている曲だからこそ、発音、息継ぎ、節の終わりを自分の基準にして聴き直せる。 [2] [4]
自分の中のカリフォルニアを、空けておく
有名な別の版が頭に鳴っても、最初の一節だけはその比較を休もう。声が入るまでの時間と、入ってから伴奏が動く場所に耳を向けたい。Sapphireへ進めば、実際にベイエリアで活動したグループの別の曲へ。地名のイメージを膨らませる楽しさと、盤の来歴を確かめる楽しさを、両方持って聴ける。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- SecondHandSongs — Mona Richardson ↗
CaliforniaSoul1977。
- HMV — Try It You’ll Like It ↗
本曲収録原盤。
- Diskunion — 原盤目録 ↗
Philips6455501、Singapore。
- Discogs — 曲目 ↗
本曲と他のカバー。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。